ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

書籍

他人を支配したがる人たち:身近にいる「マニピュレーター」の脅威

他人を支配したがる人たち:身近にいる「マニピュレーター」の脅威 作者:ジョージ・サイモン 草思社 Amazon あー、そうかー……これは、心当たりがある……いやまあここまではっきりパーソナリティ障害に分類される人に直接被害を受けたワケじゃ無いとは思うんだ…

法のデザイン

法のデザイン 作者:水野祐 フィルムアート社 Amazon いやーこれめちゃくちゃおもしろいじゃないですか。レッシグの「CODE 2.0」は概念的なことをいってる部分が多かったけれども、それが実際今の社会で用いられているWebサービスとかを例にしてわかり…

公安調査庁-情報コミュニティーの新たな地殻変動

公安調査庁-情報コミュニティーの新たな地殻変動 (中公新書ラクレ) 作者:手嶋 龍一,佐藤 優 中央公論新社 Amazon 「公安」ってなんなのかよくわかってなかったのでなんか当たりたいなーと思ってとりあえず対談の辺りから触れてみようかーと手に取ったんだけ…

京大総長、ゴリラから生き方を学ぶ

京大総長、ゴリラから生き方を学ぶ (朝日文庫) 作者:山極 寿一 朝日新聞出版 Amazon うーんゴリラについてもう少し学ぶかーと思ってテキトーに勝ったらダイアン・フォッシーが急に出てきてビックリした。いやまあこの年代でゴリラ研究したらそりゃまあ出てく…

新型コロナから見えた日本の弱点~国防としての感染症~

新型コロナから見えた日本の弱点~国防としての感染症~ (光文社新書) 作者:村中 璃子 光文社 Amazon うーんHPVウイルスの問題に功績があった人、というのはわかるし、あと加えてこれが去年の夏前に出た本であるということもさっ引かなければならないのだ…

語り継ぐこの国のかたち

語り継ぐこの国のかたち 作者:半藤一利 大和書房 Amazon うーん今読むとちょっと面白すぎるな……最近ちょこちょこ第2次世界大戦のドキュメンタリーも読んでるから、そこも合わさってめちゃくちゃおもしろい。国家は非常時にその本質が浮き出ちゃうんだなーと…

「やばいこと」を伝える技術 修羅場を乗り越え相手を動かすリスクコミュニケーション

「やばいこと」を伝える技術 修羅場を乗り越え相手を動かすリスクコミュニケーション (毎日新聞出版) 作者:西澤 真理子 毎日新聞出版(インプレス) Amazon 全然予想していた本とは違った。もっと概念的というか、抽象的な「リスクコミュニケーションとは何…

政治と報道 報道不信の根源

政治と報道 報道不信の根源 (扶桑社BOOKS新書) 作者:上西 充子 扶桑社 Amazon 俺は正直「ごはん論法」とかそういう名前が上手く言っているとは思わないんだけれども、まあやりたいことはわかる。こういうキャッチーなフレーズをつけることで運動に結び…

ライトノベル・クロニクル2010-2021

ライトノベル・クロニクル2010-2021 (ele-king books) 作者:飯田 一史 Pヴァイン Amazon あーこれはすごい本ですね。 自分も前はラノベ読みをやっていたしこのブログの名前も一応その片鱗が残っているけれどもまあ全然読めてなくて、でもその割になんだかん…

日本のデザイン――美意識がつくる未来

日本のデザイン――美意識がつくる未来 (岩波新書) 作者:原 研哉 岩波書店 Amazon おーなるほどーそういうふうにデザインの未来を語るのかーとなかなか目からウロコのことが多かった。単なる抽象論では全然なくて、日本が世界の中でどのようなポジションをとっ…

武術「奥義」の科学 最強の身体技法

武術「奥義」の科学 最強の身体技法 (ブルーバックス) 作者:吉福康郎 発売日: 2013/11/08 メディア: Kindle版 うーんナルホドそういうことだったのね感が結構ある。抜重の技術はだいぶ説得力があるんだけれども、それを紹介するにはまず人体の筋肉はどのよう…

オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る

オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る 作者:オードリー・タン 発売日: 2020/11/29 メディア: Kindle版 なんか今の自分の問題意識がみんなここにあって「あ、そうですよね」という感じ。特にコロナ対策に当たっての行政の振る舞いが「あー教科書だよな…

選挙参謀

選挙参謀 (角川文庫) 作者:関口 哲平 発売日: 2015/05/25 メディア: Kindle版 うお、ドキュメンタリーかと思ったらふつーの読み物やった。まあいいけど。 選挙参謀という存在がいまいちイメージが掴めなかったので読んでみたんだが、まあフィクションではあ…

禍いの科学 正義が愚行に変わるとき

禍いの科学 正義が愚行に変わるとき 作者:ポール・A・オフィット 発売日: 2020/12/08 メディア: Kindle版 お……おう……これはなかなか興味深い本じゃね…… なんと言ってもハーバー・ボッシュ法のフリッツ・ハーバーの話が面白い。っていうかこのひとの人生映画…

天駆せよ法勝寺

天駆せよ法勝寺-Sogen SF Short Story Prize Edition- 創元SF短編賞受賞作 作者:八島 游舷 発売日: 2018/06/29 メディア: Kindle版 うーん漢字の勝利。「物理学」が「佛理学」になった時点でもう勝利というか、あー「物」が「佛」に置き換わっただけでこんな…

ロシア紅茶の謎

ロシア紅茶の謎 〈国名シリーズ〉 (講談社文庫) 作者:有栖川有栖 発売日: 2013/06/28 メディア: Kindle版 実は有栖川有栖って今まで読んだことなくない? 読んだとしてもすげー昔で内容憶えてないや……シリーズの途中っぽいけれども、一応有名らしいので。 ミ…

ウェブ×ソーシャル×アメリカ

ウェブ×ソーシャル×アメリカ 〈全球時代〉の構想力 (講談社現代新書) 作者:池田純一 発売日: 2015/05/22 メディア: Kindle版 wired.jp Wiredのこの連載が面白くてちょくちょく読んでいて、この人他にどんな著作があるの? と思ったら結構Web系の本が多いのか…

グローバル・ヒストリーとしての独仏戦争: ビスマルク外交を海から捉えなおす

グローバル・ヒストリーとしての独仏戦争: ビスマルク外交を海から捉えなおす (NHKブックス 1267) 作者:飯田 洋介 発売日: 2021/01/26 メディア: 単行本 面白いと勧められて読んだんだけれどもこれはもう少し知識があった方が面白かったなー。ビスマルク外交…

映画の奈落 完結編 北陸代理戦争事件

映画の奈落 完結編 北陸代理戦争事件 (講談社+α文庫) 作者:伊藤 彰彦 発売日: 2016/04/21 メディア: 文庫 面白いよーって聞いたので読んだ。面白い。 日本の映画ってハリウッドとかと違って「事実を元にしたフィクションって少なくね?」と思っていたんだけ…

アメリカの原理主義

アメリカの原理主義 (集英社新書) 作者:河野 博子 発売日: 2006/07/14 メディア: 新書 2006年かー。オバマが就任する前の空気感ってこんなだったんだなー。 アメリカって延々こういう揺り戻しがある中で社会を構築しているのだなーというのがよくわかって大…

マインドハッキング―あなたの感情を支配し行動を操るソーシャルメディア―

マインドハッキング―あなたの感情を支配し行動を操るソーシャルメディア― 作者:クリストファー・ワイリー 発売日: 2020/09/18 メディア: Kindle版 あー、これNetflixの「グレート・ハック」のやつねー。アレは概略掴むのにだいぶ良かったけれども、この本を…

征途

征途 愛蔵版 作者:佐藤大輔 発売日: 2017/10/27 メディア: Kindle版 佐藤大輔の仮想戦記読むならこれーみたいな感じで進められたので読んだ。 とりあえずは、アレですね、下敷きになってるものを知っているのと知らないとでは多分これ楽しさがだいぶ違います…

シュルレアリスム 終わりなき革命

シュルレアリスム 終わりなき革命 (中公新書) 作者:酒井健 発売日: 2014/07/11 メディア: Kindle版 「シュール」って聞くけどよくわからなかったので。諸橋近代美術館行ってダリのあれやこれやを見たり、あと太陽の塔の映画を見たりもしたけれども、シュール…

それでもドキュメンタリーは嘘をつく

それでもドキュメンタリーは嘘をつく (角川文庫) 作者:森 達也 発売日: 2008/09/21 メディア: 文庫 最近ネットでパワハラ問題があったときに、それを擁護する文言が出てたよねー。森監督は「FAKE」しか見てないので抑えるべきところ抑えとかんとなーとは…

新東京風景論 箱化する都市、衰退する街

新東京風景論 箱化する都市、衰退する街 (NHKブックス) 作者:三浦 展 発売日: 2014/09/19 メディア: 単行本(ソフトカバー) だいぶ前に買った本だけれども積んであったのだった。 まだ国立競技場のザハ案がイキだったころの話で、今読み返してみるとだいぶ…

理論疫学者・西浦博の挑戦 新型コロナからいのちを守れ!

理論疫学者・西浦博の挑戦 新型コロナからいのちを守れ! 作者:西浦博,川端裕人 発売日: 2020/12/11 メディア: Kindle版 いやーすごい。素晴らしい。なんとなーくTwitterでは見ていて、「情報発信に踏み込んで苦労しているな」とか「その役割を個人に負担さ…

東京湾諸島

東京湾諸島 作者:加藤庸二 発売日: 2016/10/25 メディア: 単行本 ガッツリしっかり学術の本ではなくて、図版も交えながら東京湾を一望して網羅的に東京湾の島を眺めてみる本。「東京は計画されて造られた都市」みたいな記述もあって、そんなに都市計画とかそ…

冲方丁のこち留 こちら渋谷警察署留置場

冲方丁のこち留 こちら渋谷警察署留置場 作者:冲方 丁 発売日: 2016/08/26 メディア: 単行本 まあ当たり前だけれども頭のいい人だよね。一番の争点になるはずの「妻との関係性」の記述をうまく一般論を混ぜ込んでクリアしている。結局これは当人同士の問題で…

手塚治虫のマンガの描き方

手塚治虫のマンガの描き方 作者:手塚治虫 発売日: 2016/02/05 メディア: Kindle版 例の「おっぱいはいくら大きく描いてもいい」の本。 色々見所はあるのだけれども、序盤にまず「マンガは庶民の批判精神」と喝破しちゃっているのがすごいなーと思う。手塚治…

<面白さ>の研究 世界観エンタメはなぜブームを生むのか

<面白さ>の研究 世界観エンタメはなぜブームを生むのか (角川新書) 作者:都留 泰作 発売日: 2015/08/10 メディア: Kindle版 全体的に散らかっている感じ。無理やり「世界観エンタメ」とかいう言葉で括っているけれども、そこに全然説得力は感じないなあ。…