ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

「やばいこと」を伝える技術 修羅場を乗り越え相手を動かすリスクコミュニケーション

 

全然予想していた本とは違った。もっと概念的というか、抽象的な「リスクコミュニケーションとは何か?」みたいなのを知りたかったんだけれども、ここで書かれているのは終始超実践的。本当に「技術」の話であって、うーんこういうのを読みたいんじゃなかったんだけどなあ、という感じで反省。

そもそもリスクコミュニケーションってケースバイケースだから、具体的な事例において「今回起こった問題の本質とは何か」を分析して、それに対して「どのように振る舞うのが適切であるのか」を個別に確定していくべきものなんじゃないかなあと思った。ので、この本みたいな全方位的なハウツー本としての「リスクコミュニケーション」は、修羅場の当事者にとってどれだけ意味があるもんだか……

しかしふつーに集団でいかにコミュニケーションを円滑にするかみたいなハウツーとしてはすげえ納得感があって、後半はずーっと感心しっぱなしではあった。なるほどねー集団のディスカッションはそうやって回していけば良いのかー。