ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

京大総長、ゴリラから生き方を学ぶ

 

うーんゴリラについてもう少し学ぶかーと思ってテキトーに勝ったらダイアン・フォッシーが急に出てきてビックリした。いやまあこの年代でゴリラ研究したらそりゃまあ出てくるのが自然なんだろうけれども、しかし映画で見たばかりの人が本の中に出て来るとまあ運命的なものを感じてしまいますね。でもって映画の中での描かれ方が補強されているというか、むしろマイルドになっている感じで「うーん」と考え込んでしまう。そこは事実に基づいた物語をどのように描くかという根本の問題だなあとか思いつつ。

この本事態は大変面白く、アフリカどころかゴリラのコミュニティという全く異なる環境に踏み入ることで得られた知見みたいなのがガンガン共有されていてすらすら面白く読める。特に感心したのは「食事」に対する理解で、いやまあ確かに食事って個人にとっては活動のためのリソースだから、本来ならば奪い取り合うのが当たり前の物よね。だから食事を他者とともに取るという行動は、相手に対しての親密さを示すことになるのだ……というのは言われて納得。いやー、そんなこと考えたこともなかったわー面白い。

しかしゴリラの生態について知見を深めたかったんだけれども、そっちの方にはあまり枚数が割かれていなくて残念だったなあ。純粋にゴリラの生態を学びたいという感じなので、もう少し別の本を当たってみようかしら……