ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

グローバル・ヒストリーとしての独仏戦争: ビスマルク外交を海から捉えなおす

 

面白いと勧められて読んだんだけれどもこれはもう少し知識があった方が面白かったなー。ビスマルク外交とか朧気なイメージがあるだけで、もーちょっとちゃんとバックグラウンドを再確認しておくべきだった……

なんて思いながらもまあまあ話の中身は読める。パリ条約って多すぎてどれがどれだか全くわかんないような人間だけれども、国際法がまだ機能していないときに国家間のパワーバランスが大変重要だった話とかがなんとなくわかる。今当たり前に成り立っている国家間の仕組みがどうやって形成されたのか、みたいな流れはやっぱり観ていて面白い。

あとこのくらいの時代の海軍って、当たり前だけどめちゃくちゃ大事なんだなあ……私掠船とか世界史的に重要なのは知ってたつもりなんだけど、そこら辺どれだけやべーのかは実はよくわかってないんだよなー。大航海時代とかちゃんとやった方がいいのかしら……

あと情報が遅延すると極東側での動きも不確実なものになるよなー当たり前だけれど。なんか超光速通信が実用化されない状況での銀河帝国みたいなのを想像したことがあるんだけれども、この本に書かれたみたいに現地の指揮官に裁量が任されたりするんだろうなあ。