うーんナルホドそういうことだったのね感が結構ある。抜重の技術はだいぶ説得力があるんだけれども、それを紹介するにはまず人体の筋肉はどのような仕組みで姿勢を維持しているのかみたいなところから始める必要が確かにあって、うおーめちゃくちゃロジカルで説得力あるなーって感じ。
ただまあ後半になると結構駆け足で「気」の説明辺りになると「えーそんなので説明終わっちゃうの?」みたいな気持ちもしないでもないけれども、それはまあそれ以上に言語化しづらい主観的な体験なのだろうなーと思う。まあ人間の認識能力ってそもそも網目が荒くてアナログなものなのだからむしろ全てがきちんと説明できると考える方がおかしいのだろうなーとは思う。
あとまあ後半まで行くと奥義ってのは結局人体のハッキングなのだなーという感じもして大変面白い。前半はハードウェア的なハッキングで、しかも対象が主に自分の体なんだけれども、後半に行くと敵の体をソフトウェア面からハッキングしていく感じになって大変面白い。こういう発想で見ると武術ってまた別の側面が見えてくるよなーと思った。