ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

選挙参謀

 

選挙参謀 (角川文庫)

選挙参謀 (角川文庫)

  • 作者:関口 哲平
  • 発売日: 2015/05/25
  • メディア: Kindle版
 

うお、ドキュメンタリーかと思ったらふつーの読み物やった。まあいいけど。

選挙参謀という存在がいまいちイメージが掴めなかったので読んでみたんだが、まあフィクションではあるけれどもこのように誇張されるような立場ということなのね。なるほどなるほど選挙の勝利請負人かー。そもそも選挙とはどういう仕組みで成り立っているのかという基本のキさえ余りよくわかっていなかったので、そこら辺の仕組みも解説してくれていてだいぶ納得感がありました。

つくりとしては結構男女のドラマが面白くて、そこら辺のすれ違いはまあまあ機能してたんじゃないかなあ。それだけの関係になってるのになんでそれを明かさなかったのはうーんいまいちよーわからんなーというところもあるけれども。あたりまえだけど説明不足なのは良くないですよね。あと圧力かかって自殺が起こるところとか、他に弟の立場が予測から外れてる辺りとかもまあまあ良かった。

でも最後の種明かしパートは正直説明しすぎというか、情報の明かし方が整理されていないような感じがするなー。まあ百日裁判とか連座制とかそこら辺の事件が今リアルで馴染みがある単語だからなのだろうか。結構見え見えで明かして進めてきた情報を延々説明するので、うーんそこはもういいんだよなあとかは思いました。