ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ギャルとギャル男の文化人類学

 

うおーなんだこれめちゃくちゃ勉強になるな……っていうか「闇金ウシジマくん」でエピソードがあったよね。普段全然触れることのない感じのキャラクターだったんで、正直リアリティもって見られなかったところがあるんだけど、あーなるほどこういう社会的背景があんのね……時代的にもう当時ほどの規模も影響力もないのかもしれないけれども、ひとつの時代のコミュニティのあり方として、めちゃくちゃ勉強になりましたわ。

いやもちろん「ギャル男」について漠然としたイメージはあった。けれどもメディアで見るギャル男って、ある種のステレオタイプで、具体的にどんなモチベーションで活動をしているかとかは全然想像が及ばなかったので、めちゃくちゃ納得感がある。そうだよなー、人生をそういう活動にかける以上は、それなりの強い動機が必要だよなー。

この本では「ギャル」についても考察があって、むしろ自分がこの本を読み始めた興味はそっちの方にあったんだけれども、ここで描かれている「ギャル」ってのはイベサーの内部に存在する女性に限られていて、一般的な人々がイメージする「ギャル」ってのはもう少し範囲が広いんじゃないかなあ。そういう意味では、ちょっと想像したものとは違っていたけれども、それでも文化のコアにいる人たちの考え方に触れることができたのは、大変良かったなーと思います。