ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ヘル・フロント 地獄の最前線

 

いや……なんで今コレを映画にしたんだろ。地味。とにかく地味。もちろん新しくやってきた兵士の視点で、地獄の第一次世界大戦の塹壕戦をやる、というのはわかるんだけれども、でもすでにたくさんそういうのを見てしまっているからなあ……今更戦争で神経症を患った兵士の苦しみとか見せられても、知ってる知ってる、十鹿成らなかったりする。やっぱ登場人物の芝居とかそういうのをちゃんと見なきゃいけない話なのかなあ……うーん、正直全然興味が持てなくて困る。

とまあ、全体的にのれない話ではあるんだけれども、そのなかでミョーに食事の話が細かいのはなんか面白い。戦場における食事の重要性はなんだかんだ聞くけれども、こういう地味で命懸けで暗い話の中で、延々パイナップルの話とかしているのはめちゃくちゃ印象に残るなあ。あと、コックがトビー・ジョーンズなのは笑ってしまう。ホントインパクトある顔だよなートビー・ジョーンズ。

映画の話自体は全然ピンとこなかったんだけれども、ラストの姉の姿があまりにも美しすぎて、それで溜息ついてオッケー! という感じになってしまうのはまーオレの悪いところだよな。あの美術は好きすぎるからなあ……