ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

嫌がってるキミが好き

 

なんやこれ? なんなん? なんなんこれ? 困惑したまま一気に全巻読んでしまったよ。読み終わった今でも困惑が収まらないよ。

っていうかこの絵柄でこのトーンでやられたらギャグかな? と思うじゃん。オレの拙い脳内のデータベースだと、時々出てくるマンガ的な演出が、安永航一郎と同じOSで出力されてるんですよ。思考回路もなんか安永航一郎のマンガに出てくる女主人公の感じなんですよ。オレそれ大好きなんですよ。

でも、この話は全然笑えない、というか大真面目にエグいことをやる。皆真剣に悩んでてそれを笑ったりする気になれない。んだけれども、それが性癖に結びついてもうなんかこう超興奮するエロとしても描かれている。というかなんでこのマンガを読んでこんなに興奮してしまっているのかわからない……本当にわからない……

正直、序盤のなにが飛び出すかわからない、出てくる人物全員変人! みたいなところのドキドキがマックスなところはある。後半はストーリーの構図がわりとはっきりしてしまって、ラブコメのくっつくかくっつかないかの焦らしパートみたいな感じになっており、全体のテンションは下がり目。だけれども、そういうテンションが下がったあたり、例えばメイド喫茶のくだりとかの方が、性癖がストレートにお出しされているような感じもして、むしろ愛おしく思えたりするところもあった。