マーズ君に笑ってしまった。やっぱこれスパイク・リー本人だよね。若かったんで最初全然気づかなかったよ。モノクロは時代感覚を失わせるなあ……
スパイク・リーって黒人の問題を延々とり続けている監督というイメージだったので、まさかこういう内容の話をやっているとは思わなかった。まあ、背景には一応黒人の経済的問題もあろうけれども、それにしたってかなり牧歌的というか、ただただ人間の内面に焦点を当てたストーリーになっててさ。もちろん、こういうキャラクターの内面の掘り下げをきちんとやったからこそ、後のいわゆる社会派的なテーマも上滑りせず描けてる、ということなのだろーか。
しかしまあそれにしたっていきなり三股(というかそれ以上)の女性とその周囲の関係性を描く、というのはアグレッシブだよなー。正直どういう気持ちで見れば良いのかがぜーんぜんわからん。時代的な背景はどうこうとかそういうことを考えたら納得のいく内容なのかしら。セックスの描き方のしゃれっ気はステキだなーと思ったけどねえ。