ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ザ・ハント

 

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なんか最近、女性が極限状態に追い込まれて、しかも結構有能な映画ばっかり見てるな……まあ、こういう映画で主人公になるのが女性というのは、ホラーとかサバイバルモノの定跡ではあろうけれども、しかし改めて考えると見世物としての性質が強いよなあ。そこら辺、上手く論じた文章とかあるだろうか。

しかしそれも「弱者の立場に合った女性がサバイバルする」みたいな枠組みだったから成立したような気もするので、最初からこういう風にバリバリ強者だと、なんかこー解釈が難しくないですかねえ。確かにこの映画、デスゲームの主催者側と同様に参加者も風刺しているというか、中立的な内容には思えるんだけれども、しかしその分断の中心人物を女性が担ってしまう構造は、なんか見ていて気持ち悪い気はするよなあ。男同士で戦ったらそれはそれでどうなの? という気もしなくもないけど、しかしこういう分断の映画だと、やっぱり男性がまず矢面に立った方が良くない? みたいな気はしてしまう。

あとまあ、この枠組みのネタを思いついたのは良いと思うんだけれども、そこにちょっと深みが足りないというか、そのままお出しされちゃった気はするよねえ。せっかくのデスゲーム設定なのだから、もうすこしシナリオに両陣営の思惑が絡み合った展開が合って欲しいなーとは思います。