ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

神さまの言うとおり

 

あー、これイカゲームの制作者見てんの? もしかして? 最初の類似加減からしてもだいぶそういう感じはするけど。まあ見ていようが見ていまいが、それが描こうとしている物語の普遍性が決定的に違うよなあ……

まあとにかくスッカスカで、ただ殺し合うためにデスゲームが行われて、何の意味もなく死んでいく。ただビックリさせるためだけの仕組みが山積み。こんな編者的な感情の動かし方で、2時間の映画を語っちゃおうって言うんだから、いやーマジですごい態度だよな。続編に向けてか何かしらないけれども、途中で本当に思わせぶりな以外は何の意味もない伏線が張られるのには失笑しか出ない。高校生を主人公にしてこういった物語を語らなければならないとき、「バトル・ロワイヤル」よりも中途半端に手なりでドラマを語ろうとしている感じなのかしらねえ……

あとシロクマのくだりもそうだけれども、本気で呆れたのはラストの缶蹴りの「ウソ」のくだり。マジでクソ。徹底的に理不尽でも、ルールがギリギリ残されているから、それに対してどう行動するかが面白いところなのに、「圧倒的な強者がルール無視で弱者を翻弄する」という枠組みだったらゲーム攻略が最初から成立しねーじゃん。むしろその理不尽さを押しつけられる弱者としてどう生きるか、の方が問題になるよ。それってこの映画の枠組みそのものを無価値にするどうしようもなくひどい展開だと思いますよ。