え? なに? マジ? 正気? という感じ。正気じゃないのはヤンデレヒロインだけにして欲しいぜ……正直苦痛の12巻だった。
だいたいこういうルールの隙を突くようなデスゲームなのに、ルールの運用がめちゃくちゃで、こんなのマトモにつきあう気になれないでしょ。っていうか根本的にリアルタイムで未来が変わるのを携帯でいちいち視認しなきゃならないのにデスゲームのアクションするとか正気? という感じ。あと最終的にタイムリープ的な仕組みを用いるのならば、そもそも未来がどこで切り替わるのかをきちんと明示して整合性をとって欲しい。その雑な運用でよくもまあこういう話が作れたもんだ。
っていうかこのルールだとどう考えても「いかに自分の正体を隠して生き延びるか」が一番重要だし、だったらもうサクッと貸金庫に携帯でも隠して一般人として生活するのが一番賢いでしょ。「お前の正体を見破った」って相手に向かって宣言することでメリットを生む状況って何? こういうゲームをやるならもうちょっとそこら辺頭良く出し抜き合わないと、オレは付き合ってられんなーと言う感じ。
まあ別にそこら辺のリアリティを雑にやる方法もあるのかもしれないけど、だからせめてヤンデレヒロインとの距離感のコントロールはしっかりして欲しかったなー。場当たり的に距離を詰めたり遠ざけたりされてる感じで、うーん全く乗れないなーという感じでした。