ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

書籍

完全教祖マニュアル

完全教祖マニュアル (ちくま新書) 作者:架神恭介,辰巳一世 筑摩書房 Amazon 読みやすいし面白い本である。ユーモアもこういうのって鼻についたりすることが多いけど、この本に限っては全然大丈夫だった。ウマが合ったのだろうか。 宗教の成り立ちっていつも…

日本妖怪異聞録

日本妖怪異聞録 (講談社学術文庫) 作者:小松和彦 講談社 Amazon いやー、面白かった。メインは日本の中世なのかしら? フィクションの中で陰陽師とか出されても、その頃の妖怪的な存在が世の中でどのような位置にあったのかとかが、いまいちハッキリイメージ…

満鉄全史 「国策会社」の全貌

満鉄全史 「国策会社」の全貌 (講談社学術文庫) 作者:加藤聖文 講談社 Amazon 満鉄おもろいなー。 全史ということで、とりあえず一通りの流れをズラズラと……という感じで、流れを掴むのにはとても良いと思いました。自分はそこまで日本史に詳しいわけではな…

ホテルと日本近代

ホテルと日本近代 作者:富田昭次 青弓社 Amazon いやー、面白いなあ日本の西洋化。平行して読んでいる満州の資料を読んでいて、ヤマトホテルに興味が出たので買ったんだけれども、こっちの方を先に読み終えてしまったよ。いやー面白い。 でもこの面白さを感…

六人の嘘つきな大学生

六人の嘘つきな大学生 (角川文庫) 作者:浅倉 秋成 KADOKAWA Amazon どんだけ就活が嫌いなんだ……全体的にうんざりしますわ。うんざり。まあ自分は就活を真面目にやってなかったし上昇志向が強い方でもなかったからこういう感想を抱くのかしらねえ。なんか色々…

馬車が買いたい!

[新版] 馬車が買いたい! 作者:鹿島茂 白水社 Amazon 馬車についてちょくちょく調べているんだけれども、この本はかなりのボリュームで19世紀パリの全体的な状況についての解説なのでそこだけは注意。オスマンのパリ改造とかはもちろん興味があるし、この本…

マルクス・アウレーリウス 自省録

マルクス・アウレーリウス 自省録 (岩波文庫) 作者:神谷 美恵子 岩波書店 Amazon す、す、ストア派だー!! 酒見賢一ファンなのでストア派はエピクテトスのイメージなんだけれども、この人ローマ皇帝でそれをやってるんですか……むこうは奴隷だったからなるほ…

ドラキュラ公ヴラド・ツェペシュ

ドラキュラ公ヴラド・ツェペシュ (叢書中世異端のコスモロジー) 作者:清水 正晴 現代書館 Amazon いやー、あの辺りの地理をもう少し頭に入れとかないといかんな。ブダペストはさすがに世界遺産とかで街のイメージが掴めるけれども、トランシルヴァニアとかワ…

神々を知ればもっと面白い!ギリシャ神話の教科書

神々を知ればもっと面白い!ギリシャ神話の教科書 作者:東ゆみこ ナツメ社 Amazon ギリシア神話について一度全体をザラッとなぞりたかったので。 なんかものすごく人間くさい神様という話は聞いていたけれども、いやー、想像以上だった。不倫するわ嫉妬するわ…

世界は私たちのために作られていない

世界は私たちのために作られていない 作者:ピート・ワームビー 東洋館出版社 Amazon たいへん有り難い本だなあと思った。 人間が他者を自分の延長線上で捉えるのは仕方のないことだと思う。もちろん他者が自分と異なる部分があるのは当然のことで、誰しもが…

反省させると犯罪者になります

反省させると犯罪者になります(新潮新書) 作者:岡本 茂樹 新潮社 Amazon これ完璧に「有害な男性性」の話だよなあ。この本が出た10年後くらいにオレ、ようやくそういうものが作品のテーマとして取り上げられ得ることに気づいたわけだけれども。そういう意…

計算機屋かく戦えり

新装版 計算機屋かく戦えり【電子版特別収録付き】 作者:遠藤 諭 角川アスキー総合研究所 Amazon お……面白い……!! 何よりまだ日本のコンピューターがブイブイ言わせていた頃のインタビューというのが眩しい。『ゴジラ-1.0』では戦後の日本の復興を担う民間…

ゾンビでわかる神経科学

ゾンビでわかる神経科学 作者:ティモシー・ヴァースタイネン,ブラッドリー・ヴォイテック 太田出版 Amazon ずいぶん前に買ってたんだけれども放置してしまっていてやっと読めた。 ちょくちょく脳の仕組みの話は触っているんだけれども、これはゾンビを題材に…

大江戸番付事情

大江戸番付事情 (講談社文庫) 作者:石川英輔 講談社 Amazon いやーホント読んでてイライラする本だった。 日本橋の辺りに良くいるので「あーここらへんにこういうものがあったのか……」というのがビシバシ出てきてめちゃくちゃ面白いし、そうじゃない雑学系の…

馬車の文化史

馬車の文化史 (講談社現代新書 1140) 作者:本城 靖久 講談社 Amazon 馬車について学ぼうとして手に取ったんだけれども、マジで文化史という感じで入り口としてはちょっと間違ったかな……馬車そのものの種類とか構造とかを知りたかったので、もう少し図版があ…

修道院へようこそ:心の安らぎを手に入れるための11章

修道院へようこそ:心の安らぎを手に入れるための11章 (修道院ライブラリー) 作者:ジモーネ・コーゾック 創元社 Amazon 諸事情あって修道院・修道女についてちょっと知識を蓄えている。今まで触れたことあるのって、うーん、『天使にラブ・ソングを…』くらい…

経済学を学ぶ

経済学を学ぶ (ちくま新書 2) 作者:岩田 規久男 筑摩書房 Amazon 大きくマクロ経済とミクロ経済に分けてあって、さすがに大体すでに知っていたことではあったかしら。マクロ経済学の国民総生産とかの辺りはなるほどそういう定義になっているのねーとは思った…

新幹線の歴史 政治と経営のダイナミズム

新幹線の歴史 政治と経営のダイナミズム (中公新書) 作者:佐藤信之 中央公論新社 Amazon あー、もう結構前の話になっているのか。買ったまま積んでいた。意外と情報が古くなっていて、日々の中で新幹線って少しずつ拡大してたんだなーってのが実感出来る体験…

ケーキの切れない非行少年たち

ケーキの切れない非行少年たち(新潮新書) 作者:宮口幸治 新潮社 Amazon ずいぶん前に手に入れたんだけれども読んでいなかったので今更読む。 最近発達障害のホントかもちょくちょく読んでいるんだけれども、いやー、もうちょっとちゃんと世の中の他者と向…

まっすぐロリータ道

まっすぐロリータ道 作者:青木 美沙子 光文社 Amazon うーんなんかバイタリティに圧倒されるな。好きをパワーにする、みたいな話は良く耳にするけれども、ここまで実践してそれが成功してる例もなかなか見かけないというか……年齢の話なんかでもわかるように…

血の伯爵夫人 エリザベート・バートリ

血の伯爵夫人 エリザベート・バートリ 作者:桐生 操 アドレナライズ Amazon 吸血鬼強化月間なので。この人の本はちょくちょく読んでいるけれども、なんかこうどこまで真に受けていいのかわからんところがあるよなあ。もちろん歴史小説ってのは現実に着想を得…

ゾンビサバイバルガイド

ゾンビサバイバルガイド (ホビー書籍部) 作者:マックス・ブルックス,卯月 音由紀,森瀬 繚 KADOKAWA Amazon ずいぶん前に読んだんだけれども再読。なんかずいぶん長い本って印象だったけど、電子書籍で読んだらサクサク読めちゃったのビックリしたな。 確かコ…

スタバではグランデを買え!

スタバではグランデを買え! 作者:吉本 佳生 ダイヤモンド社 Amazon だいぶ前に安いときに買ったホンダと思うんだけれども、なんかの弾みで読んだ。 基本的な値段の仕組みみたいなところは理解もできる試聴わかりやすい。まあ出た時代が出た時代ってこともあ…

進撃のドンキ 知られざる巨大企業の深淵なる経営

進撃のドンキ 知られざる巨大企業の深淵なる経営 作者:酒井 大輔 日経BP Amazon いやー面白い。あんまりこういう本は読まない方なんだけれども、夢中で一気に読み切ってしまった。ドンキって企業の特異性もあるんだろうけれども、まず何より本の構成が上手い…

京大 おどろきのウイルス学講義

京大 おどろきのウイルス学講義 (PHP新書) 作者:宮沢 孝幸 PHP研究所 Amazon あーなるほど京大だと山中伸弥先生がフィーチャーされるわけかー。そりゃまあそのくらいの存在だろうしなあ。 本当はもう少しウィルスについて基本的な内容を学びたかったんだけれ…

ソクラテスからSNS 「言論の自由」全史

ソクラテスからSNS 「言論の自由」全史 作者:ヤコブ ムシャンガマ 早川書房 Amazon いやまあわかるんだが全然感情的に納得がいかねえ。言論の自由が今まで上手くいっていたのが「たまたま」である可能性って全然あるんじゃないの? って思ってしまう。他…

痴女の誕生 アダルトメディアは女性をどう描いてきたのか

痴女の誕生 アダルトメディアは女性をどう描いてきたのか 作者:安田理央 太田出版 Amazon 読むのが遅れてしまったのが悔やまれる。本当はもっと広く文化史的なものを想像していて、だから後回しにしても問題ないと思っていたんだけれども、実際読んでみると…

ジャンクモール

ジャンクモール 1 作者:寺田てら 一二三書房 Amazon 1って書いてあるけどこれ1巻なの? 本自体にはその記載がないよね。基本完結してから読みたい人間なのでちょっとビックリした。まあいいや。 せっかく絵も買ったんだし、ストーリーのついたマンガでどう…

戦場のコックたち

戦場のコックたち (創元推理文庫) 作者:深緑 野分 東京創元社 Amazon あらまあこれは面白いミステリ。 そもそも特技兵のコックについて知りたくて、だからお仕事ものとしての興味から読み始めたんだけど、正直そっちの描写は薄目で肩透かしではある。まさか…

アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か? これからの経済と女性の話

アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か? これからの経済と女性の話 作者:カトリーン・マルサル 河出書房新社 Amazon 面白いという話は聞いていたけれども、これまで自分が読んできたフェミニズムやら経済学やらの本の総決算って感じ。興味のある分野だから…