書籍
アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か? これからの経済と女性の話 作者:カトリーン・マルサル 河出書房新社 Amazon 面白いという話は聞いていたけれども、これまで自分が読んできたフェミニズムやら経済学やらの本の総決算って感じ。興味のある分野だから…
世界飛び地大全 (角川ソフィア文庫) 作者:吉田 一郎 KADOKAWA/角川学芸出版 Amazon ずいぶん前に買った本を放置してたのを久々に掘り起こして読んだんで、たぶん色んなところが今とは違う状況になってそうだけど、しかし今だからわかるところも結構多いよな…
エロマンガ表現史 作者:稀見理都 太田出版 Amazon エロマンガはなんだかんだドップリ浸かってきた表現ではあるし、この本に取り上げられている技法のいくつかは、リアルタイムでその変化を見てきてもいるので、なかなか興味深い。というか、道満晴明なんかが…
カスハラの犯罪心理学(インターナショナル新書) (集英社インターナショナル) 作者:桐生正幸 集英社 Amazon うーん……求めていた内容とはちょっと違ったな…… なんかこう、カスハラの背後にある心理的な働きを、個別の事例を範にとって細かく分析するのがメイ…
ゴシック&ロリータ語辞典: ゴス・ロリにまつわる言葉をイラストと豆知識で甘くデカダンに読み解く 作者:鈴木 真理子 誠文堂新光社 Amazon あーはい、勉強になります。 ゴスロリがメディアで取り上げられるようになったくらいのタイミングをリアルで見ている…
シャンバラへの道: 聖なる楽園を求めて 作者:エドウィン バーンバウム 日本教文社 Amazon 色々チベット系の本を漁っている。 序盤は結構文献とかに当たっていて、邪馬台国っぽく真面目に場所を推測する本なのかなあ……と思いきや、中盤以降はかなりスピリチュ…
チベット仏教入門 ──自分を愛することから始める心の訓練 (ちくま新書) 作者:吉村均 筑摩書房 Amazon チベット仏教とはなんなのか、他の仏教とはどの辺りが違うのか、その成立にどんな背景があるのか……みたいなところを知りたくて読み始めたんだけれども、な…
道をひらく 作者:松下 幸之助 PHP研究所 Amazon あー、これが噂の松下幸之助か…… 今読むと「新しいなあ」と思うところと「古いなあ」と思うところが混在していて面白いなあ。でもいわゆる経営哲学としては、今の時代まで通用しそうなことが書かれているだけ…
意識の脳科学 「デジタル不老不死」の扉を開く (講談社現代新書) 作者:渡辺正峰 講談社 Amazon 興味のあるところだったんだけれども、色々疑問が先に出てしまってあまりきちんとのめり込むことができなかったというのが正直なところ。そもそも「意識があるっ…
その靴、痛くないですか? 文庫版 あなたにぴったりな靴の見つけ方 作者:西村泰紀 飛鳥新社 Amazon いやー面白い。靴みたいなごく当たり前に利用しているものでも、俺には全然見えない景色があるもんだなーと思い知らされる。 っていうかこれ、全体的には女性…
運動しても痩せないのはなぜか:代謝の最新科学が示す「それでも運動すべき理由」 作者:ハーマン・ポンツァー 草思社 Amazon いやまあ確かに食った分だけ体重が減るわけじゃないのは、理屈で考えればふつーにわかることだよなあ。どう考えても単純な「カロリ…
ヒューマン なぜヒトは人間になれたのか (角川文庫) 作者:NHKスペシャル取材班 KADOKAWA Amazon あ、これ結構寝かせてた気がするんだけれども、かなり面白い。最近シュメールの文明の成り立ちの辺りを見ていることもあって、結構集中して読むことができた…
シナリオのためのファンタジー事典 知っておきたい歴史・文化・お約束121 作者:山北 篤 SBクリエイティブ Amazon 評判良かったので読んでみたけどまあ納得。 いわゆるなろうが流行ってからはそこまでずっぽりってワケじゃないけど、いわゆる「ファンタジ…
数学の世界史 (角川書店単行本) 作者:加藤 文元 KADOKAWA Amazon いやまあ楽しかったんだけどもう少し数学の知識があった方が良かったなあ。個人的にちょっと興味はあるし出てくる数学者の名前とかは大体知っているけれども、実際数字をあーだこーだ弄る作業…
不老不死ビジネス 神への挑戦 シリコンバレーの静かなる熱狂 作者:チップ・ウォルター 日経ナショナル ジオグラフィック Amazon あーうん、これこれ。オレが読みたかったのはこっちの方。シリコンバレーで不老不死ビジネスが盛り上がって色々起業されてる、…
ヴァギナ 女性器の文化史 (河出文庫) 作者:キャサリン・ブラックリッジ 河出書房新社 Amazon めちゃくちゃ面白い本なのだけれども、読むのにもめちゃくちゃ時間がかかってしまった。なんでやろ。 ひとつにはまず語源の話が多かったりするのが原因かなあ。過…
寿命ハック―死なない細胞、老いない身体―(新潮新書) 作者:ニクラス・ブレンボー 新潮社 Amazon 広く浅く色んなトピックを攫ってある感じで、現在の医学の状況に一通り触るには良いかなーっていう感じ。本当は、現在のテック企業がどのように不老不死ビジネ…
ホモ・デウス 上下合本版 テクノロジーとサピエンスの未来 ホモ・デウス テクノロジーとサピエンスの未来 作者:ユヴァル・ノア・ハラリ 河出書房新社 Amazon 「サピエンス全史」の方は結構「うーん」というところが多かった気もするけれども、こっちのほうは…
鬼強ギャルマインド 心にギャルを飼う方法 作者:赤荻瞳 SDP Amazon うーんこれは面白い。 今はほとんどテレビとか見てないんだけれども、最近ギャルがちょくちょく出てくるなーって感じがあって、でもオレたちの知ってるヤツとはちょっと雰囲気違ってる気も…
ギャルとギャル男の文化人類学(新潮新書) 作者:荒井悠介 新潮社 Amazon うおーなんだこれめちゃくちゃ勉強になるな……っていうか「闇金ウシジマくん」でエピソードがあったよね。普段全然触れることのない感じのキャラクターだったんで、正直リアリティもっ…
憲法で読むアメリカ史(全) (ちくま学芸文庫) 作者:阿川尚之 筑摩書房 Amazon わははは、めちゃくちゃおもしれー!! コレを読んでから『リンカーン』観たかったよね…… とはいえこれが面白いと思えるのは、今まで映画を観まくって、自分の中でアメリカとい…
「女装と男装」の文化史 (講談社選書メチエ) 作者:佐伯順子 講談社 Amazon いやー面白かった。というかこの本のおかげで「さらば、わが愛 / 覇王別姫」を見ることができたので、もうそれだけで万々歳って感じである。 過去の異性装の作品を取り上げながら、…
古代メソポタミア全史 シュメル、バビロニアからサーサーン朝ペルシアまで (中公新書) 作者:小林登志子 中央公論新社 Amazon あいかわらずあとがきがアツいな。小林登志子の本、あとがき読みたさに買ってしまいたくなるよ。 神話とかがとっかかりになっては…
ゼロからわかるメソポタミア神話 (文庫ぎんが堂) イースト・プレス Amazon 一回ザラッと文字媒体で神話の内容をさらっていたので、大変頭の中に入りやすくて良い。物語でキャラクターを認識することの大事さがよくわかる。イシュタルのアレさ加減とか、こう…
メソポタミアの神話 (ちくま学芸文庫) 作者:矢島 文夫 筑摩書房 Amazon あー、これは良いですね。 神話系の話っていつもどうしても読み飛ばしてしまうきらいがあるんだけれども、めちゃくちゃ楽しく読めたのだった。途中で「ここら辺、正直断片的でよくわか…
シュメル: 人類最古の文明 (中公新書 1818) 作者:小林 登志子 中央公論新社 Amazon 変な話なんだけど、とにかくあとがきに度肝を抜かれてしまったよ。普通にメソポタミア文明の辺りの話を知りたくて本を読んでいたのに、まさか作者の全共闘時代の私的な感傷…
1秒でつかむ――「見たことないおもしろさ」で最後まで飽きさせない32の技術 作者:高橋 弘樹 ダイヤモンド社 Amazon ひえっ! オモシロッ! なんかこういうのってハウツーっぽくてあんまり見る気が起こらないというか、最初なめてかかってたんだけれども、著…
恐怖の正体 トラウマ・恐怖症からホラーまで (中公新書) 作者:春日武彦 中央公論新社 Amazon 精神科医が恐怖について新書を一冊書く、というのでめちゃくちゃ面白そう! と思って読んだのだが、うーむ、想像していたのとは違ったかしら。 というのも、オレあ…
潜水艦のメカニズム完全ガイド 作者:佐野 正 秀和システム Amazon たぶん前に安くなってたときにKindleで買ったんだと思う。 なんだかんだ潜水艦ものの映画を見ているのだけれども、そもそもどういう仕組みで動いているのかを知らなかったので、めちゃくちゃ…
クリエイターのためのファンタジー世界構築教典 作者:宮永忠将 宝島社 Amazon 教典……すごい名前をつけるもんだなあ。まあ、確かに宗教的な熱狂がないとなかなか難しい本かもしれない。いやー、ラストで急にクリエイターの心得みたいなのが説かれ初めてビック…