ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

古代メソポタミア全史 シュメル、バビロニアからサーサーン朝ペルシアまで

 

あいかわらずあとがきがアツいな。小林登志子の本、あとがき読みたさに買ってしまいたくなるよ。

神話とかがとっかかりになってはいるけれども、さすがに全般的に馴染みがなさ過ぎて、ちょろちょろ流し読みになってしまう。地理感もないので、具体的なビジュアルとかがないところは、ちょっと厳しい感じもあるよねー。とはいえ、世界史で出てきた名前があるとテンションが上がるのは事実。安息国とか聞いたのもうめちゃくちゃ久しぶりすぎて笑っちゃったよ。

まあしかし、特にバビロンって歴史も長いし興亡も激しいしで、全体の流れが全然掴めなかったのが、ようやくなんとなく見取り図が取れた感じで良い。バビロン捕囚って単語はおぼえてたけど、なるほどあんなに後の時代の話だったか。エジプトとかとの関係が入ってくると、途端に東西の時代が連結される感じでいいよなあ。

あとまあ、イランというかペルシアというか、そこら辺の文化的差異をきちんと押さえておかなきゃならんのだよなーとも思った。っていうか、イスラム教が広まる以前の中東地域って、やっぱりちょっとイメージが湧きづらいよなあ。馬が途中から、というのはともかくラクダが使われるのが結構後なのもビックリするもんなあ。