サミュエル・L・ジャクソンがサミュエル・L・ジャクソンっぽいなーって感じ。そうだよなー普通に考えるとこういう役柄がハマりそうな役者だよなー。なんであんな色モノ枠に収まっちゃってんだろ。謎。
映画としてはだいぶそつない感じというか、バスケを通じて人間の成長を描くってのは、ベタもベタなんだけれども、このタイミングでちゃんと「バスケの後の人生の方が大事」って言い切る映画が出ているのはさすがだよなーと思わされました。まあ、格差社会とアメリカンドリームが身近にあるからこそ、わりと自然に出てくる考え方なのかなあ。日本では、甲子園に行ったところで、それが大学の学業と結びついてその後の人生に大きな影響を与える……とはならんからなあ。もちろんプロになれれば別だけど、別に甲子園優勝したらプロ入りが約束されるわけでもなし。エンディングで語られる選手たちの将来も、プロ選手とかではなくて、学位とかそういうのだったのが大変納得感ありますね。
それにしてもまあ基礎体力作りが大事という映画であった。ダッシュはともかく腕立て伏せってそんなにたくさんできるもんなんか? っていうかバスケに必要な筋力なんか?