シドニー・ポワチエが黒人で初めてアカデミー賞を取った作品らしい。なるほどこりゃあシドニー・ポワチエの独壇場って感じだなぁ。
しかしまあ、ちょっと背景がよくわからなくもある。そもそもドイツ人の修道女がアメリカで共同生活を行っている状況がなんなのかわからん! 途中でヒットラー引っ張ってきてたりもしたけれども、そりゃまあそこら辺のいざこざでアメリカにやってきたとして、でもカトリックっぽかったよね? ドイツなのにプロテスタントじゃないのもヨーわからんし、うーん、どんな背景になっているのだ? そもそも黒人側の宗派もあんまりよくわからんしな……そこら辺、ちゃんと知識があるとまた面白いのだろーか。
あとまあ、そもそもシドニー・ポワチエが何者なのかがマジでよくわからん。この時代だとまだ公民権運動とかの影響が映画にガンガン影響与えてきてはない、というのはなんとなく想像できるけれども、しかしこういう映画の立ち位置で描写されることに、どれだけリアリティがあったのだろうか。っていうかホント何者なんだ、この主人公は。
牧歌的な話であるのはわかるんだけれども、うーむー、この題材はここまで牧歌的で本当に良いのだろうか、というような疑問はどうしても抱いてしまうなあ。