ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ブラック・イナフ?!? -アメリカ黒人映画史-

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「ブラック・イナフ」っていうよりは「情報・イナフ」って感じ。2時間以上もこのテンポでやられたら集中力持たないよ……しかも、見ている映画がメインだったらまだしも、ここら辺の映画は全然触れる機会がないわけだしなあ。パム・グリアはさすがに知っているレベル。そこにこれだけほのめかしでこちらが情報読み取って当然みたいな描き方をされると、うーんかなり混乱してしまう。「国民の創生」なんて、知っていて当然とばかりに、そのタイトルが軽く触れられるばかりだもんなあ……

しかしまあそれでも学ぶことは多い内容だった。シドニー・ポワチエとかは、黒人コミュニティではなんか微妙な需要のされ方をされてるなーって感じがしたけれども、なるほど背後にこういうストーリーがあったわけなのね。途中で「サウンドトラックを先行発売して発売した」みたいな話で、あーこれは80年代でハリウッド映画がやった手法だよなあ……と思ったらそのままの説明が続いて納得した。ブロードウェイからの影響とかも含めて、今までの知識がちゃんと繋がっていく感じ。

あとまあ映画は映画に対するリスペクトがあっていいよなーと思った。「サタデー・ナイト・フィーバー」のOPとかも、今はあんなシーン当たり前に見るけれども、その源流を辿れるのはやはりちょっと嬉しいですね。っていうか、ああいう自信に満ちた振る舞い自体がある種のエポックメイキングであるとか、ちょっと想像がつかないよなあ……