ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

激動の昭和史 沖縄決戦

 

岡本喜八だー。なるほどねー、「日本のいちばん長い日」の後にこういう映画撮ってたわけかー。っていうか「激動の昭和史」ってシリーズで色々撮ってたのね。全然知らなかった。

「あっ、これ『失敗の本質』でやったところだ!」みたいな感じで沖縄防衛の準備が進んでいて良い。台湾で「一言を発しない」って宣言とかも「あーはいはいこれね」って感じ。でも映画だとさすがにこれがどんな影響を及ぼしたのかちょっとわかりづらいよなー。

テンポ良くポンポン進んでいくのは岡本喜八って感じでいかにもらしいなーって感じだし、バカバカ爆発が起こってバカバカ人が死んでいくのもこの監督らしい……のだけれども、今回は下敷きが沖縄ということもあってだいぶ感触が違うというか……いやまあ兵士は相変わらず勢いよくドコドコ死んでいくんだけれども、民間人の死はきっちり描いているんだよなあ……いやあ……こういう途中に取材した手記の読み上げが入る形式、こんなにしんどいのもなかなかないよなー。

あとはなんといっても仲代達矢の存在感がすげー。丹波哲郎がいかにも丹波哲郎って芝居をしているだけに、それと対比されてめっちゃキャラが立ってる。あの目力ったらちょっとないですよね……