ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

恐怖の正体 トラウマ・恐怖症からホラーまで

 

精神科医が恐怖について新書を一冊書く、というのでめちゃくちゃ面白そう! と思って読んだのだが、うーむ、想像していたのとは違ったかしら。

というのも、オレあんまり怖いってのがよくわかんなくて、ホラー映画とかみてても全然面白くないんだよなあ。だから恐怖をどう捕らえれば良いのか、考えたくて買ったんだけど……いやー、なんかどっちかというと恐怖にまつわるエッセイ集、みたいな感じだったな。様々な分類に合わせて、古今東西の恐怖にまつわる作品が例示されていて、それはそれで楽しかったんだけど、もう少し専門的でかっちりとした内容があると思っていたから、ちょっと拍子抜けしてしまったのだった。まあ、あまりに主観的で、学術的な共通認識がとれないってことなんだろうけど。

でもよく考えると、オレ確かに高いところは怖いや。いやまあ、でもそれは普通に自分の命の危険を感じるからだからなあ。フィクションみたいな絶対に安全であることがわかっている状況とは、ちょっと感じが違うような、気もする。ジェットコースターだって絶対に安全なことはわかってるって? そりゃそうだけどさあ……