ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

美女と液体人間

 

美女と液体人間

美女と液体人間

  • 発売日: 2014/07/01
  • メディア: Prime Video
 

うへーすごいなー。液体人間ってなんなんだ。こういう存在をホラーとして成立させる原爆への恐怖を思ってしまうよなー。だって普通もっといわれを作ったりしてあげなきゃ恐怖ってなかなか共感できないところじゃん。そこをこんなワケのわからんものと、あと圧倒的な特撮力で担保しちゃうんだからなー。すごいよなー。あとラストの運河が火で燃える描写って、やっぱり関東大空襲の記憶が裏打ちしてるんだろうなー。火炎旋風みたいなの巻き上がってたしなー。っていうか日本でああいう地下水路でアクションのある話ってなかなか見ないよなー。いやー、おもしろいなー。

あと映画として結構気合いが入ってて、その時代の風俗みたいなのが見えるのが大変良いと思います。街中で「めまい」みたいな尾行シーンがあるんだけれども、窓の外で流れていく街の様子を見るだけでも、その時代感に圧倒されるところがありますね。あとマフィアみたいなのがこういうリアリティレベルで描かれるのにもちょっと驚く。日本舞台でああいう描写をしても受け入れられる時代だったのだなー。

しかしまあ美女とホラー! って感じの映画ではあり、まあなんとストレートで欲望に正直なタイトルなんだろうと思いました。円谷特撮力が成り立たせている感じ。だって今見ても生理的に怖いものは怖いものね……