ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

マウス・オブ・マッドネス

 

なんかクトゥルー神話っぽいな、と思ったら本当にクトゥルー神話オマージュなのか。まあ、カーペンターのホラーって相性は悪くなさそうだよね、とは思う。

とはいえコレ、クトゥルーっぽいところも合わせてメタモノになっていて、なんかカーペンターにしては頭良過ぎね!? みたいな謎の違和感がある。主人公が実は小説の中の登場人物で、というギミックまではまあ良いとして、それが映画内映画でわちゃくちゃに、みたいな感じのネタをやられると、いやまあ理屈としてはわかるんだが、しかしオレ全然それに置いて行かれちゃってるぞ、とはなる。嫌いじゃないんだが、なんだろうなあ……ブラックユーモアみたいなのが少ないのかなあ。自分が好きなカーペンター作品には、もっとこう、余裕とか遊びみたいなものがあるのかもしれないなあ、とは思った。

あとまあ、やっぱりこういうホラーのモンスター造形っていつも笑っちゃうんだよなあ。「ミスト」とかも、クリーチャーが出てきた時点で真面目に見る気がなくなっちゃったというか……あれ、皆ほんとに怖いものとして見てるの? 百歩譲って、エロいものとしてならまだ理解できるんだが……