す、すげえ……将棋ファンなのでチェス界もたまーに情報を見てるくらいなんだけれども、いやあ、女性棋士でこういう状況が起こっているのはつゆ知らず。『クイーンズ・ギャンビット』観てるし、福間香奈のプロ試験も応援している身で、コレを知らないってのは、己の不明を恥じるしかない。
しかしまあ、こういう天才を育てるための親の特殊教育ってのは、大変難しい題材だよなあ。『ドリームプラン』はフィクションだからこそそこら辺をうまい塩梅で扱えていた気がするけれども、この映画ではやっぱり映画で映されていないところばかり気になってしまう。三人姉妹でチェス漬けの部分、ワリと明るいトーンで描かれていた気がするけれども、実際問題思春期の女性3人がいたらキツいでしょ。それとも共産圏だからむしろそういう抑圧が上手く働いたとか? うーん……
この場合はわりと若い頃にパートナーを見つけて、良い感じで自立することができたみたいだけれども、それって状況的にすげえ奇跡的なことだよなあ。その後にも長い間良い成績を収められてるみたいだってことを考えると、本当にいい人との出会いがあったんだなーと感じさせられる。
もちろん題材は性差に関わるものではあるんだけれども、最初の頃はそういうニュアンスがあるものの、見終えた後にあんまりそういう印象を受けなかったのは意外だった。普通もう少し女性ならではの戦いづらさみたいな所にフォーカスを当てそうなものだけれども……