途中でスタッフから出された書類を見て「こんな映画の依頼受けるんじゃなかった」みたいに揉めるところがあるんだけれども、そこの空気がもう本当に素晴らしくてなあ……正直見ている方としてはそれがなんの書類なのか、全然わかんないんだけれども、そんなやり取りで揉めるようなレイヤーでの交渉を行っているというのがビンビンに伝わってくるのがとても良い。やっぱりジャーナリストなんだし、撮られた映像は編集権なく使われるのが前提、だからヤバい書類にはそもそも絶対触れない、みたいなスタンスが徹底している感じ。むしろなんでこの映画に出ようと思ったのか、それが聞きたい内容だよなあ。何のメリットがあったんだろ。やっぱり歴史的になにかスタンスを残すべきとかそういうことなのかなあ……
ともあれどう考えても偉人であることは間違いない。俺でも知っているレベルの記事をコレだけ書いてるのはちょっと凄すぎるよ。あとまあ、ジャーナリズム系のフィクションだと、新聞社とかの距離感が毎回問題になるけれども、実際にこういう丁々発止のやり取りがあんだなあというのも凄く参考になった。ってか、企業に対してそんなにペン先が鈍るなら、今の時代のジャーナリズムって本当に困難になってそうだよなあ。そして今のトランプのあれやこれやをみると、やはり民主主義の仕組みが色んなところで機能不全に陥ってんだろうなあと思う。