ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

青空にとおく酒浸り

 

7巻で休止してるのか……そういや途中で読むの止まってたな……と思ってまとめて買ったんだけど、いやー、なんつーか、相変わらず過ぎて笑ってしまった。この密度でこの長い間ギャグマンガを書き続けてるって、うーんちょっとすごすぎるな……いや、なんなんだろうかこの実家のような安心感は……

もちろん例によって際どいパロディも秀逸なんだけれども、今作キャラが結構強くてあーなんかふつーに面白いなーと思いました。各話の密度こんなに濃かったっけ? ヒロインが思いつきのように変わってしまったり、突然火星人刑事が登場したり、なんかいつもと変わらぬストーリーの行き当たりばったりさではあるけれど。いやー、休止は惜しいなー。いや続きが気になるとかでは全くないんだけれど、無限に読んでいたいと思えるだけの安心感がある。

あと、結構真面目にSFとバトルをやっていてビックリする。特にマイクロマシンで人格にまつわる細かなあれやこれやは「えっ、そこまでいくの?」って感じで驚くよ。でで、そこからちゃんと(ただのトンチキじゃない)バトルモノとしての描写に踏み込まれると、あれれ? すごいちゃんとマンガしている! と手に汗握ってしまうのだった。

あと、その設定から無理やり突然女の子同士にちゅーさせちゃうの!? みたいなカッ飛ばし方は「あれ? こんなに生っぽかったっけ?」とも思う。まあ今回生っぽい下品さが全面に押し出されてはいる作品で、だから表紙がこのパパなんだろうけどなー。