ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ボーイズ・ステイト

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な、なんだこれは……わけがわからん……オレが一般庶民なだけでこういう政治エリートを作るような試みって行われているの? それともやっぱりアメリカという国家が民主主義の涵養のためにやっている実験のひとつなの? テキサスのニキビ面の白人男性が1000人単位で集まって擬似選挙するとか、その企画自体が面白すぎてそっちをもっと掘り下げて欲しかったという気持ち。しかも軍人が主催しているってのもマジでよーわからん……ほんとによくわからん……テキサスで妊娠中絶反対で銃規制反対、みたいないかにも保守っぽい思想に寄っているようだけれども、クリントンも出てるっていうし作中でもわりとリベラルな思想が推される格好にはなっているし、うーむー……まあそこらへんはApple資本もあるんだろうけど、それにしてもよーわからんなー。

という困惑を抱えながら見たこの映画ですが、やっぱこう、この年代の子供達が集まっても組織運営の一番厭らしいところは出ないんだなーというのが一番興味深かったです。4ch的な文化っていうか、ネットを用いた中傷戦術みたいなのがガンガン使われていたのはいかにもだなーとは思ったけれども。下ネタとギャグと体の動きで一体感を出して体育会系! みたいなノリで、あの均一性はあやういなーと感じさせるけれども、変に暴走してるようにも思えないのはちょっと意外な感じはする。

あとまあやっぱりスピーチがね、出来が違うよね。上手い。見よう見まね、手探りのスピーチをアレやコレや見せられると、自分たちのナショナルアイデンティティを煽るためのテクニックの必要性がはっきり見えて、これは面白いなーと思いました。