いやー、しんどい。
ストーリーは元ネタがあるヤツだろうし、そんなに工夫はできないのかもしれないけれども、まーそれにしたって全然面白味がないというか……そもそもこの世界がどういう者で、人々がどのように生活しているか、みたいなリアリティがないまま化け物が雨ワーってやってきてうわーって戦いが始まってしまうので、そこら辺が問題なのかもしれないなーと思った。やっぱり現実感って大事だなあ。っていうかこれ、あまりに世界を見せるパートが少ないのって、3Dの予算上の限界なのかねえ。まさか同じ場所でバトルを2回やるとは思わなくてビックリしちゃったよ。
あとは全体的にカメラワークが変だよね。もちろん3Dなんだから、それを生かしたカメラワークに挑戦する気概自体はわかるけど……のどちんこから引いてそのままカットが始まるとか、ギャグ演出じゃないんだからさあ。POVからぐるっとカメラを回してみたり、あり得ないスピードでガンガンカメラ回してブラーかけてみたり、物理カメラから解放された喜びはわからんでもないけれども、それが映像としてプラスに働いているかというと全然そんな風には見えないのだった。