ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

書籍

恐怖の正体 トラウマ・恐怖症からホラーまで

恐怖の正体 トラウマ・恐怖症からホラーまで (中公新書) 作者:春日武彦 中央公論新社 Amazon 精神科医が恐怖について新書を一冊書く、というのでめちゃくちゃ面白そう! と思って読んだのだが、うーむ、想像していたのとは違ったかしら。 というのも、オレあ…

潜水艦のメカニズム完全ガイド

潜水艦のメカニズム完全ガイド 作者:佐野 正 秀和システム Amazon たぶん前に安くなってたときにKindleで買ったんだと思う。 なんだかんだ潜水艦ものの映画を見ているのだけれども、そもそもどういう仕組みで動いているのかを知らなかったので、めちゃくちゃ…

クリエイターのためのファンタジー世界構築教典

クリエイターのためのファンタジー世界構築教典 作者:宮永忠将 宝島社 Amazon 教典……すごい名前をつけるもんだなあ。まあ、確かに宗教的な熱狂がないとなかなか難しい本かもしれない。いやー、ラストで急にクリエイターの心得みたいなのが説かれ初めてビック…

剣闘士 血と汗のローマ社会史

剣闘士 血と汗のローマ社会史 (中公文庫) 作者:本村凌二 中央公論新社 Amazon 冒頭のエピソード、フィクションをああいう形でぶっこんでくるのズルくない? まあ、本編のノンフィクション部分で、ほぼ同じ文章が出てくるので「????」と思ったけれど……こ…

後悔の経済学 世界を変えた苦い友情

後悔の経済学 世界を変えた苦い友情 (文春文庫) 作者:マイケル・ルイス 文藝春秋 Amazon 行動経済学のアレやコレや、人間は合理的な決断を下すわけではない……というのはオレも良く聞くというか、むしろそういう注釈ばっかり耳にしている感じで、だからこの本…

キャッシュトラック

キャッシュトラック[Blu-ray] ジェイソン・ステイサム Amazon なんかクセのある構成してるなーと思ったら、ガイ・リッチーか。なるほど納得。 するのは良いけど、うーん、あんまり構成が生きてるって感じもしないよなあ。もちろん謎をうまいこと説明してはい…

最も危険なアメリカ映画 『國民の創世』から『バック・トゥ・ザ・フューチャー』まで

最も危険なアメリカ映画 『國民の創世』から『バック・トゥ・ザ・フューチャー』まで(集英社インターナショナル) 作者:町山智浩 集英社 Amazon うーん出てくる映画、全然見られてないな……まあ意図的にそういうところをピックアップしているのだろうけれど…

クイーンズ・ギャンビット

クイーンズ・ギャンビット(新潮文庫) 作者:ウォルター・テヴィス 新潮社 Amazon 小説の方をようやく読んだ。 ドラマ版の内容を大分忘れているけれども、訳者あとがきに書いてあるとおり、差異が興味深い話になってるよなぁたぶん。幼馴染みの黒人女性の描…

嗅覚はどう進化してきたか――生き物たちの匂い世界

嗅覚はどう進化してきたか――生き物たちの匂い世界 (岩波科学ライブラリー) 作者:新村 芳人 岩波書店 Amazon 嗅覚について学ぼうと色々当たっているのだけれども、この本は「進化」というキーワードがタイトルについているとおり、生物学を軸に匂いを語る本で…

週刊誌記者 近松門左衛門 最新現代語訳で読む「曽根崎心中」「女殺油地獄」

週刊誌記者 近松門左衛門 最新現代語訳で読む「曽根崎心中」「女殺油地獄」 (文春新書) 作者:小野幸惠 文藝春秋 Amazon 映画の「女殺油地獄」がなかなか面白くて、一回人形浄瑠璃ってどんなんかしら、と思って読み始めたんだけど、あーれー? 映画と話だいぶ…

柳生忍法帖

柳生忍法帖 上 山田風太郎忍法帖(9) (講談社文庫) 作者:山田風太郎 講談社 Amazon 柳生忍法帖 下 山田風太郎忍法帖(10) (講談社文庫) 作者:山田風太郎 講談社 Amazon うーん何だこの話は……今までの山田風太郎の小説も、結構形式がガッチリと固まっている物が…

ヤングケアラー―介護を担う子ども・若者の現実

ヤングケアラー―介護を担う子ども・若者の現実 (中公新書) 作者:澁谷 智子 中央公論新社 Amazon ちょっと前に買った本だけれどもやっと読めた。 こういうのを読むと人間の想像力の限界を感じるなあ。この本では先生のヤングケアラーに対する無理解が問題点と…

孤狼の血

孤狼の血 「孤狼の血」シリーズ (角川文庫) 作者:柚月裕子 KADOKAWA Amazon ちょっと記憶が曖昧だけど、映画って結構がんばってストーリーを作ってたんだなあ、と思いました。ストーリー的には、続編の内容もちょっと入ってるってことよね。当たり前だけど、…

芙蓉千里

芙蓉千里 (角川文庫) 作者:須賀 しのぶ KADOKAWA Amazon 満州舞台の作品をちょくちょく読んでるけれども、今の所コレが一番良かったなあ。女性同士の友情を軸にした共感しやすいストーリーラインでありながらも、当時の満州の特殊な時代背景がガッチリ噛み合…

事実はなぜ人の意見を変えられないのか

事実はなぜ人の意見を変えられないのか 作者:ターリ・シャーロット,上原直子 白揚社 Amazon いやー、読み終わってみると「そりゃまあそうだよねえ」ってことばかりが並んでいて、何にも印象に残らないのであった。いやまあ、そのくらい納得感のある議題と、…

魔界転生

魔界転生 山田風太郎ベストコレクション【上下 合本版】 (角川文庫) 作者:山田 風太郎 KADOKAWA Amazon 深作欣二の映画版は見たんだけどこんな感じの話だっけ? 当然だけどだいぶ印象が違うなあ。 しばらく連続で山田風太郎の小説を読んでるけど、中でも抜群…

無常の月 ザ・ベスト・オブ・ラリイ・ニーヴン

無常の月 ザ・ベスト・オブ・ラリイ・ニーヴン (ハヤカワ文庫SF) 作者:ラリイ ニーヴン 早川書房 Amazon ラリイ・ニーヴンは初めて読んだのではなかろうか。 種明かしで潮汐力! とかマイクロブラックホール! とか言われて「うわー、クラシック……」という感…

2ちゃん化する世界: 匿名掲示板文化と社会運動

2ちゃん化する世界: 匿名掲示板文化と社会運動 作者:清 義明,安田 峰俊,藤倉 善郎 新曜社 Amazon 全体的にまとまりがあるかというとちょっと疑問もあるんだけれども、各章がそれぞれ興味深い内容で、全体的に面白かった。 第1章のフリーチベット運動に関し…

愛という名の支配

愛という名の支配(新潮文庫) 作者:田嶋陽子 新潮社 Amazon 今「モラハラ」みたいな言葉がわりとカジュアルに使われてる印象だけれども、この本が書かれている段階では、そういう言葉って多分一般的じゃなかったんだろうな、と思う。愛という建て前を元に他…

きしむ政治と科学 コロナ禍、尾身茂氏との対話

きしむ政治と科学 コロナ禍、尾身茂氏との対話 作者:牧原出,坂上博 中央公論新社 Amazon いやー面白かった。まだ全体像をボンヤリと覚えている今のタイミングに読めて良かったと思える本だな…… 何より感心するのは尾身茂のスタンスが徹底されているところ。…

妖神グルメ

妖神グルメ (The Cthulhu Mythos Files2) 作者:菊地秀行 創土社 Amazon 正直菊地秀行ってちょっと上の世代って感じで、自分は余り馴染みのないところがあるのよね。自分が小説を読み始めたのって、いわゆる「ライトノベル」がレーベルとして認知され始めた後…

戦争は女の顔をしていない

戦争は女の顔をしていない (岩波現代文庫) 作者:スヴェトラーナ アレクシエーヴィチ 岩波書店 Amazon 面白かったよ、スゲー面白かったんだけどさ……それより何より、これどうやってマンガにしたのかの方がめちゃくちゃ気になるぞ。本当に大丈夫なのか? マジ…

ショッピングモールの社会史

ショッピングモールの社会史 (フィギュール彩) 作者:徹, 斉藤 彩流社 Amazon 映画を見るとアメリカのショッピングモールにはなにやら文化的に意味があるっぽくて気になっていたんだけれども、そういう背景を知りたくて手に取った。 ただ、どんな商業的要請が…

「表現の自由」入門

「表現の自由」入門 作者:ナイジェル・ウォーバートン 岩波書店 Amazon 基本的なところが押さえられていて大変良かった。あとがきにもあったように、作者はどちらかというと表現の自由擁護の立場で、自分はむしろもうちょいきちんと制限をする必要があるんじ…

客観性の落とし穴

客観性の落とし穴 (ちくまプリマー新書) 作者:村上靖彦 筑摩書房 Amazon 主旨はいいし内容も所々素晴らしいんだが、圧倒的に分量が足りないな……ロジックがアクロバティックなのはこの性質上仕方ないことかもしれないけど、しかしもうちょっと分量を増やして…

アフリカの白い呪術師

アフリカの白い呪術師 (河出文庫) 作者:ライアル ワトソン 河出書房新社 Amazon いやー、面白い……面白すぎる…… 中島らもの小説が好きで、当然『ガダラの豚』とかにやられたクチなんだけど、アフリカの呪術的なバックグラウンドって全然掴めなくて不思議と怖…

忍法八犬伝 山田風太郎忍法帖(4)

忍法八犬伝 山田風太郎忍法帖(4) (講談社文庫) 作者:山田風太郎 講談社 Amazon あーなるほど、面白い。 のだけれども、これ、下敷きの八犬伝わかってた方が絶対面白いヤツだよねえ。コレだとキャラの性格はちゃんと印象に残るけども、原作? 原案? の八犬伝…

天正伊賀の乱-信長を本気にさせた伊賀衆の意地

天正伊賀の乱-信長を本気にさせた伊賀衆の意地 (中公新書 2645) 作者:和田 裕弘 中央公論新社 Amazon うーん、新書に何を求めるかって話ではあるんだろうけれども、ちょっとキッチリしすぎてて今のオレには手に負えなかったな…… 天正伊賀の乱に興味を持った…

ムツゴロウ畑正憲の精密麻雀

ムツゴロウ畑正憲の精密麻雀 (日本プロ麻雀連盟BOOKS) 作者:畑 正憲 マイナビ出版 Amazon いやはやすごい……めちゃくちゃ勉強になる……ようで、高度過ぎて勉強にならんよ!! 「一晩一緒に打てば負けない」というように、全体的に「人読み」が前提の作りになっ…

落第忍者乱太郎公式忍器編 忍たまの友 地之巻

落第忍者乱太郎公式忍器編 忍たまの友 地之巻 (あさひコミックス) 作者:尼子 騒兵衛 朝日新聞出版 Amazon 最近ニンジャづいていてちょくちょく本を読んでいるのだけれども、時々資料本に尼子騒兵衛の名前が載っていてビックリするんだよね。え、あなたマンガ…