ビックリした！ 今までとんでもない映画をそれなりに見てきたつもりだけれども、いやー、これは史上最高にとんでもない映画じゃないかなあ……
だってそもそも冒頭のライオンとの戯れシーンからショッキングすぎるじゃん。そりゃまあ小さい頃から飼ったり調教すれば、人間を食ったりしなくなるのかもしれないけどさあ、それにしたってスキンシップが激しすぎでしょ。あんな巨大な生き物に、しかも集団でもみくちゃにされて、役者はホントに怖くなかったわけ？ いやー、信じられないわ。
という感じで、頭っからビックリ映像に釘付けなんだけれども、さらに驚いたのは底から先のストーリー展開の粗さ。そりゃまああれ以上の衝撃映像を撮るのは難しかろうし、ライオンだって思った通りに動いてくれないだろうから、そんなに細かなストーリー展開は難しいのかもしれないけどさー、まさか「すれ違った家族が延々ライオンに襲われるだけ」とは思わないじゃん！！ しかも視聴者は冒頭の父親の戯れで、ライオンが人間に危害を加えないことがわかってて、要するに完璧な茶番じゃん？ それなのに、ただひたすらわめき声を上げてライオンから逃げ惑うだけとかさ、割り切りが良すぎでしょ。ぽかーんとしちゃったよ。
