ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

カルト集団と過激な信仰

 

NXIVM(ネクセウム)

NXIVM(ネクセウム)

  • エリザベス・バーガス
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時事のことなので抑えておこうと思って見始めたんだが、いやー、しんどいなー。

宗教二世が話題になっていて、へーそういうのも問題としてあるんだなーと思ったんだけれども、このシリーズはむしろ二世こそがこの問題の中心である、みたいな描き方になってるよなあ。もちろん世界平和統一聖殿(ビジュアル!)みたいな問題提起になることもあるけれども、あそこで言われてる論理ってわりと憲法修正第2条と親和性が高いので、銃乱射とかなければそんなに頭ごなしに否定できるようなモンでもないんだろうなーと思った。

その代わり批判が行われるのは「女性の人権」「子供の人権」からのアングルで、まあそうだよなーカルトは人権侵害する団体って定義だよなー。そこからならガンガン批判できるのがコンセンサスだろうし、そういう意味では、幼い頃から選択の権利さえ与えられない「宗教二世」ってそりゃまあむしろ問題の焦点ではあるのだなあ。

あんまり「中の人の論理」「洗脳のテクニック」みたいな方は彫り込まないのでちょっと怖いところがあるドキュメンタリーではあるとは思う。でもそのかわりエリザベス・バーガス(たぶん有名な人だよね)が元信者に寄り添う格好でインタビューを進めるのは大変好感が持てて、日本でもこういうインタビュー形式の報道ってやらんのかなーと思いました。