ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

サーカス・オブ・ブックス

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いきなりあのラリー・フリントとか登場してきてびびる。アダルト本を売る書店視点からゲイ文化の変遷を……という話かなーと思ったら、実はそれもちょっと違って、どちらかというと家族の絆を描く話に重きが置いてあるように思うのだった。まあ確かにエロ本屋の子供がどのように家族を形成しているかというのは、ちょっと下世話な興味も含めて、大変面白そうな題材ではある。インタビュワーに「君のお母さんは」みたいなやり取りがあるドキュメンタリーなんて初めて見たかもしれない。

とはいえやっぱりゲイ文化の状況を描いてはいるわけで、「ワセリン通り」みたいなディテールはやっぱり知らないと出てこないよなーと思う。あといかにエイズの流行がひどかったというのも、今から見ると驚きではあるよなあ。そういう時期を経て、ゲイへの偏見が強化されたのかーと納得する。

父親が有罪になるかどうかというのもハイライトのひとつだけれども、大統領が変わることで問題が解決してしまうのはうーんアメリカ合衆国! って感じでありますね。憲法修正第一条がドーン!! と叩き付けられる展開になるとはねえ……

あとクィアって単語がなんの注釈もなく使われているのはNetflix! って感じ。LGBTQって言葉はまだまだ日本じゃ一般的じゃない思うんだけど、そこでゴリッと入れて来るんだなー。