ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

自由の国アメリカ: 闘いと変革の150年

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うーんアメリカ強い……という感想。

ウィル・スミスというハリウッドきってのスターを中心において、『国民の創生』がKKKを勢いづけた、みたいなのをはっきり言い切っちゃってるわけでしょ? いやあ……こうやって憲法を元に自国の歴史をきちんと物語化されると、アイデンティティって大事だなあと思っちゃいますよ。だって憲法14条だけでこんな話がシリーズでできちゃうわけですよ。いやあ、すごいなあ……

何よりも収穫だったのは、公民権運動から女性の権利運動を経てLGBTQの権利の問題までの流れが、「憲法14条」という裏打ちでひとつの流れにまとまって理解できたこと。なんとなくそういう流れがあるのだろう、みたいな感じの認識はしていたけれども、それを「合衆国憲法」でまとめられるとあーなるほどーこの国は強いやーと思わざるを得ません。そしてギンズバーグがその中で果たした役割みたいなのもそりゃあ強調されて然るべきよねえ。

それにしてもさー、あのゲイカップルの結婚式、あれ、涙なくして見られないよねえ。法律ってのは普段生活している上では抽象的な概念でしかないわけだけれども、しかし人生における自分のアイデンティティを根本から左右したりするわけだよなー。ああいう人たちが、歴史の中でずっと抑圧されてきた過去があり、そして現在があるわけだよなー。いやあ……

他にも移民問題に関して、共和党だけじゃなく民主党も結構大きな役割を果たしているあたりがなかなか興味深かったです。解決がすげー難しい問題だよなーこれは。

それにしても日本の憲法にはちゃんと男女平等が明記されているのね。GHQは進歩的だったんだなーと思いますわ、ほんと。