序盤はかなり基本的なビジネスの話だよなーって思ったけれども、実際にサプライチェーンの話に展開していくと大変面白かった。コーヒーが世界中で栽培されているのは、それこそヨーロッパの植民地支配やら世界経済のグローバル化が大きく関係しているんだなーって感じ。世界史を軸にそういう話を追いかけるのも良いけれども、現在実際のコーヒー農家や仲介者が、サプライチェーンの中でどのような役割を果たしているのか、みたいな所が結構具体的に書いてあるのは大変良かった。まさしくビジネスの視点からコーヒーの教養を深めている感じ。安定した味を供給するための努力とか、そういう観点の本はなかなか読めない気がするので面白かったです。
コーヒーの淹れ方とか味とかは、書面じゃ限界もあるだろうし、実際にコーヒーを飲んで学んでいく方が確実だろうから、このくらいライトな触れ過多で充分な感じはした。味のどこら辺に注目すれば良いのか、そのガイダンスがあるだけで全然今後の味わい方が違ってくるはずだよなー。カフェインを取るためだけに飲んでいる今の付き合いを考え直させられましたわ。
