ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

パーフェクト・ネイバー: 正当防衛法はどこへ向かうのか

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いやー何もかもがアメリカだなあ。

そもそも根本的な問題として、ドキュメンタリーって映像素材がないと作りづらいというのがあると思うんだけれども、この映画ってボディカメラの映像がメインで紡がれていくわけじゃん? もうその時点で、アメリカ社会のしんどさが示されているよなあ。こういう映像に人々の困惑や悲痛な叫が映るのって、下手な演出の数倍しんどさが伝わる。

で、そのしんどさの極地があの取調中のカメラだよなあ。長い沈黙の後、遅れてやってきた職員が手紙を読むシーン、アレの映像素材を見たときの監督の心情を聞きたいわ。その後の暗転のノイズさえものの見事に演出に使ってて、こういう魔法がかかる瞬間があるドキュメンタリーは、いやあたまらないよねえ。対話の流れで死者が出たことが伝わってしまうシーンとか、発砲音が聞こえた直後の息子のシーンとか、本当にすごいシーンがいくつもある。こういう映像素材が残るのがアメリカなんだな。

あと頭で破綻の部分を見せて、それから何故その破綻が作ったのかを、日常の幸せな光景をベースに描いていくというのは、ストレートだけれどもめちゃくちゃ強い構造だなあと思う。昼間遊ぶ子供達が幸せであればあるほど、破滅の瞬間が強く意識されてしまうわけでね……