ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

忍者無芸帳

 

いしいひさいちが最近『roca』でTLにガンガン流れてきているんだけれども、正直あまりすごいマンガを書く人って印象がない。小さい頃から朝日新聞で四コママンガを連載していたので触れたくらいで、実際ちゃんとマンガを読んだことはなかったので、まーとりあえずなんか読んでおくか……と思って手に取った。

忍者モノだからまあ入り口としてはそんな難しいこともなかろう、と思っていたんだけれども、まーちゃんと基礎教養が下敷きになっているからこそのナンセンス、という感じがするよね。ギャグ自体はしょーもないけれども、ある程度の教養が下敷きになっているからこそのマンガ、という感じ。しかしよく考えれば、朝日新聞なんて面倒なところで長年マンガを書くというのは並大抵のバランス感覚ではできないことのはずで、年代的にも結構その政治的な視点とかが重要だったりするんだろうなあ。

そういう意味では、こういう現代から切り離された場所が舞台のマンガをいきなり読んだのは、実はあんまり良くなかったのかもしれないなあ。まー多分当時の時代背景を元に時代物に仮託した何かしらがあるのかもしれないけれども、ちょっとそこら辺まではよくわからんからなー。