ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

萬川集海

 

最近忍者モノにガンガンあたっていて、「現代の忍者の描写ってなんかある?」と思ったら、小池一夫先生のマンガがあったので、おーこれはと思って読み始めたのだが……

いやー、なんかこー懐かしさに笑ってしまうな。いきなり冒頭から「日曜日に学校でイベントを起こすと他校の不良が襲ってくるので運動会が開けない」という入りで爆笑。平日は学校があるから妨害に来ないって、不良マジメに学校に行ってんのか最高だな……で、その不良の襲撃を阻止するために忍者にヘルプを頼む、なぜなら校長も忍者だったからだ! って、その無理矢理の話の作りの無理矢理さが、もう一周回って愛おしいくらいに感じられてしまうよなー。

いやはや、こんなスケールでどーやって話を回して行くの? と思ったら、次のエピソードから急に敵が国際化して、ヨーロッパで武器密輸だの美術品だの、流れるように小池一夫ワールドに突入していって、それも最高に面白かった。手癖感が半端なくて、まあそれも良しって感じ。

そして何より、容赦のない直接的な性行為の描写だよなー。いやよいやよも好きのうち的なニュアンスで、ガンガンヒロインにアプローチして、それが世界観的に全然OKなのは、うーん時代って感じ。いやしかし、小池一夫先生のマンガでは、一方的に女性が男に惚れるパターンが多かった気もするので、そこらへんちょっと新鮮ではあった。