ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

プーチンの実像 証言で暴く「皇帝」の素顔

うおー……ウクライナで戦争が起こった今読むとめっちゃ「答え合わせ」って感じがしますね。興味があって最近ちょくちょく文献に当たってるけれども、これで一気にプーチン個人の解像度が上がったし、あと日本との関係もクッキリしてきた感じ。ネット上でもいかにも印象をコントロールしようとする報道がガンガン流れてたけど、まあそれも納得。メディアコントロールは気遣いで自分をいかに見せるかの延長線上なんだなーと思う。カンペ為しにそういう当意即妙な受け答えができたりするのも含めて、やっぱりそこら辺はすごい才能を持ってるんだなあ……

あと面白かったのは日本との関係……というか冒頭いきなり触れられている柔道コネクションの強さだよね。柔道やっているという話は聞いていたけれども、そういう精神性の支柱みたいなところにあるとは全く想像していなかったのでビックリする。と同時に、ウクライナ戦争が起こったときに、その個人的なパイプで何か働きかけをしろよ、みたいな声がよく出る人であることも大変納得感がありましたね。

ただこの本には安倍元総理との個人的な関係性があまり触れられていないのはガッカリだなあ。そこにどれだけ強固な繋がりがあったのかがめちゃくちゃ気になる。発売時期の問題もあったのかもしれないけれども。