なんかよくわかんないけどスゴイ勢いでリコメンドされてる気がしたので観念して観た。
いかにもヴェネディクト・カンバーバッチという役柄で、わかりやすく板挟みの内面を書いて確かに面白くはあるんだけれども、ロシアのスパイを扱った映画っていつもシチメンドクセー話がおおいので、ここまでストレートにわかりやすいと肩透かし感もあるな。
事実に基づいたストーリーということで、どこら辺に脚色があったのかはわからないけれども、キューバ危機に纏わるストーリーは散々触れてきたので、スパイ達の具体的な活躍がどうやって国際情勢に関わってくるのか、が見えるのは大変面白かった。ってか、こういうスパイ合戦が、敵陣営でも味方陣営でももガンガン行われている状況で、正確な情報を元に重大な判断を下す、というのはそりゃまあ大変だよな。いままで「ホットライン」というのがなんでそんなに重要なのかよくわかってなかったけれども、こういう状況の中で人間と人間が直接話し合うことで解決する問題もそりゃあるわな、と思った。
しかしフルシチョフって内部であんな風にみられていたのか。「雪融け」のイメージがあったからもう少しハト派なんじゃないかみたいなイメージが漠然とあったんだけれども、いやまあしかしキューバ危機やらベルリンの壁やらあったことを考えるとそんなわけないやな。歴史をもうちょいちゃんと頭に入れとこう。