ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り

dd-movie.jp

ちょっと世の中的に絶賛されすぎ? って感じはするが、原作付きにもかかわらずウェルメイドなエンタメ映画ってことで推したくなる気持ちはわかる。巷でも言われてるように、D&D知らなくても全然楽しめる内容なので(オレも実際にプレイしたことない)、見に行って損しない内容ではあると思う。

まず何よりストーリーが進むテンポ感の良さだったり、目標設定の明確さだったり、基礎能力が高いんだけれども、映像的にもきちんと客を面白がらせようという意気込みがあって、大変好感が持てる。例えばドラゴンの描写ひとつとっても、デブドラゴンという変化球を出しておいて、それによってそれまでなんにも注意を払っていなかった場所が途端にアクションステージと化すあたりとか、志が高いなあと感心する。

ただまあ乗れなかったのは笑いの内容で、OPであんな大仰に出したキャラクターがサックリ退場しているのでもわかるとおり、全体的にオフビートというか、ちょっと外すことで笑いを誘っているところがあると思うんだけれども、自分の好みとは微妙にズレてるんだよなあ。一番面白かったのは岩を乗り越えるシーンで、ああいう「なんでそれ取り上げる必要あるの?」みたいなのはスゲー好きなんだけどな。MCUとかにありそう。

唯一脚本に難点があるとすれば、途中でポンと出たポータル杖が活躍しすぎかしらね……確かにそういう脚本のつくりではあるし、映像的にも特性を使い尽くしてるから、全然瑕って感じではないんだけど……