ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

陸軍士官学校

 

「陸軍中野学校」かと思ったら違ってドキュメンタリーだった。まあコレはコレで面白いから全然良いんだけれども。

市ヶ谷ってことは防衛省があるあそこよね。空撮の映像が時折挟まれるから、脳内の地図と比較して確かめちゃうぜ。まだ東京大空襲を喰らっていない東京の景色が所々挟まれて楽しい。やっぱり当時はまだ緑が多いよねえ。

内容は想像よりもずっと牧歌的。戦争が激しくなっていくと、もっと露骨なプロパガンダ映画になっていくのかしら? とはいえ、天皇陛下に対する忠誠だったり、故郷や両親に対する感謝の念だったり、そういう道徳規範みたいなのがバッチリ焼き付けられていて、なるほどこういうのが模範になっていたんだなーという空気感はほの見える。

あとは卒業旅行が旅順というのが納得感があって興味深い。当時の時代の最先端はやはり満州にあったんだろうし、日露戦争は日本軍にとって大きな勲章だったんだろうなあ。乃木希典はそりゃまあ神社に祀られちゃうわなあ。