ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ダークタワー

 

ダークタワー [AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]

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  • 発売日: 2018/12/05
  • メディア: Blu-ray
 

いやー、つまんねー。なんでこんな映画作ったんだろ。

キング原作の映画って基本的にそんなに映画としての面白味はないなーと思っている。『シャイニング』はまあ色々あったけれども映像化としては納得のいくないようになっているよねー。『ミスト』も監督が気に食わなくて全く良い作品だとは思わないんだけれども、でも脚本的にはああいう閉鎖状況とかジリジリとした恐怖を描くのが正しいんだろうなーってことはわかる。クリーチャー相手に真面目なオモシロアクションする作品じゃないよね。『ドクタースリープ』なんかも面白かったのは遠距離での人間と人間のジリジリとした牽制のしあいで、いざ実際にバトルの描写があると「え? それで?」という感じ。なんつーか、原作がいかにも小説ってジャンルの特徴を生かした表現になってんじゃないのー? それは映像化した時に勝算あったのー? と思うことがしばしば。

で、その感覚が一番出ちゃったのがこの映画って感じ。ポータルで何の説明もなしになんかよくわからないうちに床がメリメリってなって、なんだかよくわからないうちにそのメリメリから脱出して……みたいなパート、あれ絶対小説だからうまく行く表現でしょ? 肝心のガンスリンガーの戦い方も、CG使って色々やられても別におもしろくもない見せ方になっているし、敵側もあんなサックリやられちゃうし……いや、たぶんあれ文章ベースだったら手に汗握れたのかもしれないけど、映像だと無理だよ。

そもそも序盤の日常生活パートから、うーんこれは小説だったら機微を描けてるんだろうなーって感じだし……本当になんで映像化したんだろう。ってかそもそもこれってキングの集大成みたいな作品なんです? この尺でまとめちゃうのって大丈夫だったんだろーか……