クリスティーン

クリスティーン [Blu-ray]

ジョン・カーペンター！　スティーブン・キング！　いやーいいですねー！　この時代のホラーな映画のエッセンスがズガーンと入っててとてもいい！　車が暴走したら？　というちょっとワンダーある意味ムチャクチャな発想を、綺麗に映像化してホラーに持っていくカーペンターも職人って感じでちょー最高。映画としては別にそうおもしれーって感じるわけでもないんですけど、まあこういう映画がこういう丁寧さでつくられているのは大変幸せな事だと思いますはい。

まーしかしアメリカってのは車を手に入れて童貞卒業ってロールモデルが大変強固だったんだなーというのが大変良くわかる話でございます。ケンカもできないガリ勉クンが車を手に入れた途端ＤＩＹでマシンの修理を始めて学校一の美人とつきあって、という極端に戯画的な描き方をされて笑っちゃいますね。しかし車が女性と結ばれるためのステップではなくて、女性そのものとして描かれるのはなんつーかこうキングって感じなんすかねー。まあちょっとふつーの発想じゃないってのは間違いない。

まーせっかくだったら射精くらいさせてあげれば良いのになーと思うんですけど、なんかそこら辺見落としてんのかなー。クライマックスとかもかなり象徴的なブッ潰し方してたから、ちゃんと読み取れば読み取れそーな感じではありましたよねー。これだけあからさまなつくりなんだから、もーちょいちゃんと読み取らんとなー。