ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

忍者秘帖 梟の城

 

ようやく見たんだが、うーん、全然面白さがわからんなあ。忍者モノという下駄がはいてあったから当時は子どもに人気だったとか、そういうことなんだろうか? いやでも内容的にはあんまり子ども向けっぽくもないよなあ。どういう層に向けた映画だったのかは結構気になる。

ストーリーの流れも、まあ筋としてはわからなくはないんだけれども、あんまり感情が乗っていかないなあとは思った。当時の忍者の世界観とか共感できるワケでもないしなあ。クライマックスの心変わりとかも、全然感情が追いつかなくてどうも……

まーでもこれ、司馬遼太郎の小説だったら語り口で面白く読めたんだろうなあ、みたいなことも感じる。出来事を抜き出して映像化しただけなら、まあこのくらいになってしまうのかな……という感じ。肝心の忍術も、この時代じゃ表現できることの限界があるだろうし。

そういう意味では、リメイク版を見たいという気持ちが湧いてくる作品ではあった。話の筋も結構興味が持てなかったヤツが、現代調になると背景情報も押さえつつ、良い塩梅に料理されていたりするのだろうか……?