ベトナム戦争のドキュメンタリー見てるとマクナマラ国防長官ってまあ当然中心人物で色々言われてる人だけれども、そりゃまあ本人にも色々言い分はあるよなー。色々さっ引いたり色眼鏡を外して見なきゃならんなーと思いながら見た。
とりあえずその経歴が全然記憶から抜けていたので、太平洋戦争で空襲に関わっていたという辺りの話がまず大変面白い。東京大空襲とかの立案に関わっていた人間が国防長官で北爆を指揮してたりしていたのね……いやあ、なんかすげー運命だよなあ。
あとまあフォードで社長になってるとかすっかり頭から抜けていたので最高にビビりました。っていうかそういう人材をスパッとヘッドハンティングして国防長官に据えちゃうケネディマジですげーなって感じ。アメリカだとそういうの普通だったりするのかしら? まーでもフォードの代表だったらそりゃまあそれなりに納得感もあるか。
あとまあリンドン・ジョンソンとの仲が色々ありそうなのも人間だなーって感じで面白かった。ジョンソン大統領も公民権運動も合わせて色々評価が分かれる人だろうけれども、なるほど、マクナマラからはこう見えてたんだなーって感じ。
っていうかこの後世界銀行やったのか……いやー、ほんとすごく有能な人だったんだろうなあ。そういう人でも、キューバ危機は回避できても、ベトナム戦争はああなってしまったんだろうなあ。いやー、怖いなあ……怖い。