なんか会を進める毎にふつーに恋愛の話になっていってビックリした。っていうかあそこで終わるの!? 急にとんでもない恋愛関係ブチ込まれて、しかもカミングアウトで完! で、いや完璧に主役食われてますやん……
しっかしこう、思った以上に有害な男性性をめぐるストーリーになっていてビックリしたなあ。弱味を認められず苦しみを抱える男性たちが、様々なイベントを経て、自分の弱さを認め、真実の愛を探していく話になってるじゃないですか。いやはや、最初の一話見た時に、こんなストーリーになろうとは夢にもおもわなんだよ。まあ確かを天国が正しいセックスだけが認められるキリスト教的価値観が支配する場所だとすれば、恐らく地獄がその抑圧に耐えきれない者たちが集まる場所なワケで、すると地獄がアブノーマルセックスがデフォになって、語られる物語もこういうものになるのはスゲー理にかなっている感じはするな。する。ってか、家族であるとか恋愛であるとか、そういう人間の関わりの中で大切なものを、こういう題材で真面目に語っちゃうのは、本当にジャンルが豊かだよなーと思わされますわ。
あと、後半に向けて音楽がミュージカル的な強度をガンガン増していっているのが大変印象的だった。なるほどこれでハズビンホテルに繋がるんだ、という感じね。