ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ビエラン・トミッチ: パリのスパイダーマン

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うーん、イマイチだな……

本人にインタビュー取れたからそれでドキュメンタリー作りたくなるのはわかるんだけど、うーん、「だから何?」という感じがスゲエする。「スパイダーマン」ってキャッチーなワードも、他に何も話題がないからつけたように感じられてしまうよなあ。確かに絵面として、POVの移動映像は衝撃的だけど、だからってそれが作品全体でなにか意味を持って機能してるかというと、そんな感じはしないよねえ。途中で眠くなってしまったんだけれども、ちゃんと見てればそこら辺なんか読み取れた?

強盗の手口が良いかというと、いやまあ確かにそういう地味ところの確認は大切なんだと思うけど、驚きはないしなあ……捕まった経緯もあまり劇的ではないし、意味も見出しづらいし……そりゃまあ、捕まえた警官は突然の自白に驚くだろうけどね。絵画界の異常さとか、盗品市場の特殊性みたいなところも深く彫り込んではいないので、ホントに何をどう見たら良いか全然わかんねぇな。

できればもうちょっと個人の人となりみたいなところを掘っていった方がいいと思うんだけど、そこも中途半端という感じ。ラストで恋愛関係が成立しているの、確かにそういうこともあろうが、見てる方としてはどう受け止めれば良いのかイマイチよくわからん。安易に人間の人生を物語にしちゃいかんのはわかるが、それにしても、ちょっと鳥ともがなさすぎる気がしました。