ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ワイルド・ギース (字幕版)

 

あんまりピンとこないなー。最初はロジャー・ムーアが出てきたんで、安直に007ライクに中年のオッサンの願望充足ものみたいなかんじかな……と思って見てて、途中で飛行機来た時は「えーこれで終わり?」となったけど、さすがにそうはならんかった。ならんかったのだが、しかしそのおっさんたちが酷い目に遭うとなると、まあそれはそれで色々問題があるよな。これだけガンガンご機嫌にアフリカ人を殺しておいて、しかし白人のオッサンが死ぬところは最高にドラマティックに描かれていたり。ただ、それに向ける視線が偏っていることも作品内では牧師の立場で指摘されていたりするのも、うーん先回りされたな、という感じ。しかしストーリー自体は最後に最高に「ドラマティック」な場面を迎えたりして、なんかこう、見た目とは違ってどうやって受け止めれば良いのかが大変むつかしい話ではあるよなあ。

まあ、身体がユルユルになったおっさんたちが、トレーニング受けるシーンだけで結構楽しかったりしましたけどね。もうちょっとこう、難しいこと考えずに見れるような状況を作れたたとも思うんだけれども、あえてそうしてないことにこそこの映画の意味があるんだろうしなあ……