ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス

 

3時間超もたっぷりやるんだなあ……いやまあ、これはこれで確かに説得させられるものがあるというか、むしろ単なる情報に寄らない人々の顔の見える環境をじっくり見ることが、公共性を考えることに繋がるって感じもするが、それにしてもちょっと長いは長い(笑)。

まあとにかく図書館が公に果たす役割とはなにか、を延々やっているドキュメンタリーで、それがアメリカのニューヨークの多様な人種の中で実例として見せられると「うおー公共性の実践……!」となる。まあ図書館に足繁く通う人々が一体どれだけいるの? というのは確かにあるんだけれども、しかしそれはそれとしてこういう人の受け皿になっている組織には価値があるよなあ、と思う。

とにかく「地域のコミュニティ」に重点を置いているのがめちゃくちゃ印象的で、自分の身近な図書館ってそんなに地域との交流をしているイメージがない、というか個人的に関わりがないので、いやはやとても感心させられました。こういう活動をいかに広く住民にリーチさせていくのか、というのは確かに難しい問題だよなあ。

そして図書館が民主主義の礎、みたいな意識が強いのも大変驚かされる。途中で詩と政治の話が出て来るけれども、あらゆる言語的活動は究極的には政治的活動だよねーという感じ。

いやー、この映画で図書館に対する認識がガラッと変わりました。今度近くの図書館行ってみよう……