ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

美と殺戮のすべて

 

美と殺戮のすべて

美と殺戮のすべて

  • ナン・ゴールディン
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あーはいはい、これが『ペイン・キラー』でやってたオピオイド中毒のアレね。今アメリカがオピオイドの輸入がどーのこーのって言って揉めてるけれども、こういうところが企業主導で行われていることを聞いていると、なんだかなーって気持ちになるよなあ。なんだかなあ。

疎いのでナン・ゴールディンって人のことは知らずに見始めたんだけれども、まーなんというかいかにもニューヨークのアート界って感じである。こういう当時社会に爪弾きにされていたアイデンティティを持った人がニューヨークに集まって、ドラッグだのなんだのをやりながら芸術活動をして、HIVでコミュニティがめちゃくちゃになって……という流れをまあ何度見たことか。

でもこの人の場合はそこから社会活動をベースにちゃんと現在にまでストーリーが繋がってて、その辺りがなかなか味わい深いよなあ。ある意味で社会から外れたところにいる人間だからこそ、こういう価値のある社会活動ができているところはあるわけで。そしてまたその社会活動を経た映画が、個人的な姉との関係で閉じられるのもまた溜息が出てしまう。やっぱり人間結局そこにルーツがあるのだなあ……。