ガチラノ

死ぬほどどうでも良いわ…

アンチソーシャル・ネットワーク: 現実と妄想が交錯する世界

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内容的には、「Qアノンの正体 / Q: INTO THE STORM」の、ワトキンス親子の個人的な取材を抜いた、歴史的なところを2時間にぎゅーっと圧縮した感じ。「Qアノンの正体」は、確かに中の人へのインタビューが魅力になってもいるんだけれども、日本の匿名掲示板からQアノンまでの歴史はちょっと追いかけづらかったんで、これは大変良くまとめてもらえましたね、という感じ。特に4ch初期の空気感みたいなのは日本だとあまり捉え辛いところがあるので、このようにまとめていただけると大変興味深く観ることができる。アノニマスの起こりのあたりとか、空気感が伝わる感じで大変良いね。

でまあ、その空気感が俺たちにもなんとなくよくわかるのは、2chのオフ回から悪ノリが生み出されるのを知っているからだよねえ。その流れで言うと、スティーブ・バノンがゲーマーズゲートからの流れを利用するところで、ネトウヨのムーブメントが先例として紹介されて、海外から見るとそこに文脈を見出すんだなあって感じ。っつーか言われてみればめちゃくちゃ腑に落ちるよねえ。そしてまあ、その補助線で東京都知事選を見ると……いやあ、ふつーに根拠薄弱な陰謀論とかにオタクが踊らされているようにも思えてくるのはしょうがないですよねー。

にしてもなんでアメリカのドキュメンタリーはふたばちゃんねるを2chとまちがえるんや! そこんところは絶対ちゃんとしたほうがいいんだぜ。